テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
「美優〜♡ここちゃん寝た?」
「うん、今寝たよ」
夜、早めに帰って来た洋平。
「おいで〜」
ぎゅーっと抱きしめる
「ごめんな、怖い思いさせて……」
「ううん。洋平が悪いわけじゃないし……でも、ホントに、すごく怖かった。ここちゃんに何かされるんじゃないか?って、自然に防衛本能が働いてた」
「さすがママだね。しかし、まさかだよなぁ〜」
「モテすぎる旦那様を持つと、大変ね〜」
「ふふ、そんなことないよ」って美優の顔を見る。
「そんなことあるよ!人の気も知らないで……」
泣きそうになってる美優
「ごめん、ごめんって…俺は美優だけだから…」
また、ぎゅーっと抱きしめた。
「いつも心配してるんだから……」
「そうなの?」
ジーっと、美優を見つめて……
優しく優しくキスをした
「心配するな!俺には美優しか居ないから……な!」
もう一度、優しくキスを落とす
ぎゅーっと抱きしめる手が強くなる
「俺だっていつも心配してたんだから……」
「ふふ、今は私は、家に居るから心配しないでしょう?」
「いや、買い物行ってるだけでも心配だよ」
「なんでよ」
「美優、ここちゃんを産んでから又、綺麗になったし……胸が大きくなって、すごく心配……」
「もう! 何よそれ! ふふ」
「俺だけの美優♡」
「ふふ」
チュッチュッチュッ
「もう〜!ふふ」
チュッ
「あの人、きっと寂しかったんだろうね。」
「ん?」
「シングルって言ってたし……」
「うん」
「私も洋平がマレーシアに行っちゃった時、すごく寂しかったし、3年って思ってたのに、5年に延びちゃって……寂しくて寂しくて、もう諦めなきゃいけないのかなあ?って……毎日泣いてた」
「そっかあ〜」
「だから、誰か私と付き合ってくれる人が居ないか?本気で探した方がいいのかなあ? とか婚活した方がいいのかなあ? って思ってたもん」
「うん、良かった誰かに取られなくて……」
「目の前に素敵な人が現れたら、遊びでもいいから……って思ってしまったのかも……」
「俺は、ないよ。第一オバサンだし……」
「え? オバサンじゃなかったら、あったの?」
「ないない」
「巨乳でも?」
「うん、俺は、美優しかイヤだ」
「ホントかなぁ?」
「ホントだよ!」
珍しく真面目な顔して、言われたから驚いた。
ジーっと見つめて、美優からキスした
「美優〜♡」
「ふふ」
止まるはずもなく、久しぶりに愛を確かめ合う。
「美優、愛してる♡」
「うん♡」
──今日は、ここちゃん、お利口さんにしててね
「う、う〜ん♡あ、あ〜ん♡」
「美優、ちょっとボリューム、ふふ♡」
──幸せだ〜美優サイコー♡
「洋平、大好き〜♡チュッ」
「う〜ん、美優〜♡大好き〜♡チュッ」
夢中で愛し合った♡
無事に、ここちゃんは、たっぷり眠っていてくれて
久しぶりに、幸せな時間を過ごせたふたり♡
イヤなことがあったから、大切なものを再確認する良い機会だった。
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!