阿部side
目「俺、流亜が好きなの。」
……え?
佐「ちょっと、待って、?どういう…」
目「俺、流亜ちゃんが好きなの。みんなに堕とされちゃ困る。」
深「どゆこと、?一目惚れ?」
渡「ありえるか、?」
流亜ちゃんは、お世辞でも可愛いとはいえなかった。
大きいメガネをかけていて、あまりめもあわせてくれなかった。
目「違うよ、ずっと前から。」
目「俺がアイドルの夢を諦めてたの時に、流亜ちゃんだけ優しくしてくれたの。
俺が今アイドルの道を選んだのも、流亜ちゃんのおかげだし。」
佐「へー、初耳」
目「言ってないからね、」
向「じゃあ何でそれがこの子やとわかったん?」
目「目。」
Sn➖目「え?」
目「最初に出た時、目があったの。一緒だった。」
ラ「よくわかったね、」
目「まぁね、」
目「だから、このゲームやめようよ。俺だけでいいじゃん、」
阿「それは無理。」
目「あべちゃん、?」
阿「俺もあの子気に入ったもん。好きじゃないけど仲良くなりたい。」
岩「距離縮めるためにやるんだから、良くね?」
目「それは…」
佐「蓮なら、ゲームでも勝てるんじゃねぇの?」
目「……わかった、参加する」
佐「じゃあこれで決定〜‼️」
深「具体的には何すればいいの?」
佐「告白されたら勝ち!」
わいわいするみんなを横目に、俺とめめと照は、浮かない顔をしていた___
深澤side
ガチャっ、
玄関の扉を開く音がする。
佐「おかえりっ!」
流「え、?みなさん、仕事は?」
目「今日俺フリー。」
岩「俺も〜、」
ラ「僕も!」
渡「こいつらもじゃない?」
こいつらに入ったことにイラッとしながら頷く。
岩「どっか行く?」
深「クレーンゲームとk……」
阿「図書館?」
佐「水族館!」
渡「動物園」
ラ「遊園地!」
俺の意見はかき消されてしまった。わら
目「流亜ちゃんは?どこか行きたいところある?」
流「え、これ私も行っていいんですか、?」
向「えぇにきまっとるやん!どこ行きたい?」
流「え……? ……水族館、?」
岩「じゃあ行くか、!」
流「みなさん、せっかくのオフなのに…!」
深「歓迎会ってことで!」
流亜ちゃんが、俺らのことを思ってくれてる優しい人ってことはわかった。
あと、堕ちにくい人ってことも。
俺は熱しやすく、冷めやすい。
流亜ちゃんは多分、熱しにくく冷めにくいタイプだ。
恋愛にトラウマが残りやすいタイプ。
佐「じゃあ深澤さん、運転お願いしまぁす‼️」
深「俺免許ないわ‼️わら」
流「ふふっ、笑」
よかった、笑ってくれた…
俺のファンだって聞いてたし、一回笑わせてみたかった。
佐「じゃあ岩本さんお願いしまぁす‼️」
岩「了解でぇす‼️」
俺らは車に乗り込んだ。
流「わぁ、すごい…」
佐「水族館、来たことないの?」
流「あ、はい……」
へぇ、めずらしーな。
今日、水族館は貸切。
なぜかって?わら
堕とすには俺の横顔を見せるのが一番早いと思ったから。笑
めっちゃ気合い入れた、わら
岩「どする?一人ずつ周る?」
目「んじゃ俺最初で。」
8人「どうぞ〜!」
後の8人で、マンボウが俺に似てるやら、翔太がサメのぬいぐるみ買いたがるやら……
そんなこんなでやっと俺の番。
深「手つないじゃう?わら」
そんな俺の言葉にも、
流「ダメですよ、熱愛出ちゃいます!」
って言って、ちゃんと断ってくれる。
そこら辺の女の子とは違うんだ、って興味を持った。
深「水族館行ったことないなら、イルカショーいこっか?」
俺はできるだけ横顔を見せるように努力しながら、イルカのブースへと向かった。
流「すごい、!」
丸メガネの奥から、キラキラしている目が見える。
深「でしょ❓わら」
貸切だから最前席で見れる。
イルカが尻尾を振り、水が飛んでくる。
二人で思いっきり水をかぶる。
深「あはっ、笑」
顔を見合わせて笑う。
深「濡れちゃったね、わら」
メイクが落ちないかという心配はあるが、防水にしたので大丈夫だろう、
それより流亜ちゃんは……
と思って横を見た瞬間、目を奪われた。
眼鏡を拭きながらこっちを見る姿は、とんでも無く可愛らしかった。
なんだ、これ…
こんな可愛い生き物、いんのか……?
キメ顔なんか忘れて、その顔に魅入る。
目が合った瞬間、流亜ちゃんは気まずそうに目を逸らした。
深「か、帰る?」
流「あ、はい…!」
やばい、さっきの顔が、頭から離れない____
岩本side
岩「はい、着きました〜、」
流「運転ありがとうございます、」
岩「いいえ、」
岩「ふっk…」
目「岩本くん。」
ふっかを呼ぼうとした瞬間、目黒に名前を呼ばれる。
岩「目黒、?どうした?」
目「来てくださいよ。」
目「あの子。岩本くんが好きだった人じゃないんですか。」
岩「…………」
目「俺の先輩でしょ?同じ人好きになったじゃないですか、!」
岩「もう、あの恋は諦めたんだよ、」
目「それは離れたからで、!また会えたなら…」
岩「…まだ好きだよ、何も変わってない。」
岩「だけど、勝つ気がしないだけ。」
目「……そうですか、」
岩「もういい?」
目「はい、すみません」
俺は目黒の部屋を後にした。
コンコン、
深「はぁーい、あ、照……」
岩「入れて?」
深「また筋トレ〜?」
岩「違う。入れて?」
深「うん、どうぞ」
深「どした?筋トレじゃないって、」
岩「ふっか、好きな人できた?」
沈黙が続く。
破ったのはふっかだった。
深「なんで?わら」
岩「いつもと違うし、流亜ちゃんを見る目が色っぽい。」
深「あはっ、笑 ……バレバレ?わら」
岩「多分俺しか知らないよ。……なんで?」
深「俺も認めたくないんだけどさぁ、……一目惚れ、だと思う。」
岩「…そ、」
俺も知ってる。
あの子の素顔。
何より、人を優先する優しさ。
ふっかが堕ちるのも無理はない。
深「…なんでだろうな。顔だけじゃ無くて、全部好きになってきたんだよ。」
岩「一目惚れってそういうもんだよ。」
深「ダメだなぁ、笑 目黒の邪魔、したくないのに」
そう言って寂しそうに笑う。
岩「言ってこいよ。あいつ、男だから。」
それだけいうと、ふっかは無言で立ち上がった。
深「あぁあ、俺が恋ねぇ、実感わかねぇわ。 …じゃな、」
そう言って、俺は何故かふっかの部屋で、鍵を閉められたので出れず、閉じ込められていた。
コメント
4件
最初のとこ動物園になってますよ💦?
しれっとYou○ube入ってるの好き