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『幽霊を探してるんだ』

その時は俺も変に酔っぱらってたからスミノフ片手に

「幽霊?へぇー。」

くらいにしか返事出来てないけど


「僕はメリィ。よろしくね。ユーリは可愛いね」


耳に近付いてにこっ。と笑った顔は、ムカつくがカッコよかった。


「メリィ?…なにそれ。羊?」


おもしろい奴だなー、と思って隣で話していて

良い感じに気持ちよくなってたら

「これ僕の名刺、QRコードあるからそこからプロフィール見てよ」

と、真っ黒い名刺を差し出され受け取った。


後で見とくよ。と返したがジーンズの後ろポケットに押し込んだ。

洞窟のような店内は広くて薄暗くそれでもDJのターンテーブルに合わせて眩しくビカビカしたネオンで湧いているフロア。

前方は踊りに来た奴でぎゅうぎゅうだ。

スタンドテーブルの上には瓶が何本か並んでいる。

「ねぇ、ユーリ酒強いの?」

「んあ」

ちょっと飲みすぎたかもしれない。

「なんか飲みすぎたかも。あちぃ」

「出よっか」

トイレ行って会計を済ませて外に出ると夜風が冷たくて気持ち良いのなんの。


「あー…ねむいわ」

その間スマホ片手にメリィさんは

「もう今日はここ泊まろう」

帰宅するのも正直ダルかったので目も閉じたまま一言

「おー…」

とだけ喋るとメリィさんの行きつけであろう(臆測)、

大人向けホテル『CITY+』へと夜道を歩いた。

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ーー

部屋のドアを開けると靴もほっぽってなだれこむようにひとりで真っ先にシャワーに向かった。

「あっ」

「お先~」

ひらひら、と手を振ると

ウィッグも放ってシャワーを浴びたのだった。

その後は覚えてない。



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