⚠️特定の国を賞賛する、政治的な意図は決してございませんのでご了承ください
⚠️史実とは一切関係ありません
⚠️私の妄想です。
こんばんは
ロシドイです。
⚠ATTENTION⚠
・BL
・ロシドイ
・🔞無し
・冒頭だけ露が犬、途中から人間
・なんでも許せる方向け
露→ロシア
独→ドイツ
犬(サモエド)
では、どうぞ⬇
✂︎——————キリトリ線—————–✂︎
金曜日の夜、仕事を終えて駅を出た瞬間、盛大に裏切られた気分になった。
独「…降水確率10%って言ってたのにな……」
傘を持たずにスーツ姿で立ち尽くす。
地面を打つ雨の音に混じって、どこからか「きゅぅん」という鳴き声がする。
独「……犬?」
街灯の下、コンビニの裏にあるダンボール。
その中で、白い毛玉が震えていた。
もっふもふのサモエドだ。濡れた毛がしんなりして、目がやたらでかい。
そして、その目が俺を見上げた瞬間……ずるいほど潤んでいた。
独「……いやいや、俺は犬拾ってる場合じゃ……」
犬「きゅぅん……」
独「………………あー、もう」
その声と目に、理性が崩壊した。
気づけば、俺はジャケットを脱いでサモエドを包み、タクシーを拾っていた。
帰宅後。
部屋中が犬の毛と水分と俺のため息で満たされていた。
独「……どうするんだ、これ…」
毛布にくるまったサモエドは、まるで「もうここに住むんでしょ?」みたいな顔をしている。
独「ペットショップ……明日、預ける……予定……」
そう口にしても、視線が刺さる。
黒目がちな大きな瞳が、じっと俺を見上げて首を傾げた。
ずるい。
完全に人の心を試しにきてるタイプの顔だ。
独「……一晩だけだからな」
犬「わふっ!」
返事をした。 しかも尻尾をぶんぶん振って、ソファに飛び乗ってきた。
……濡れたまま。
独「おい、ちょ、そこダメだって!」
その夜、俺の部屋には、犬の毛と笑い声とため息が等分に散らばっていた。
翌朝。
目を覚ました俺の顔面には、ふわっふわの白い何かが押し付けられていた。
独「……っ、毛布じゃない、これは毛だ」
視界のほとんどがサモエド。
しかも俺の胸に頭を乗せて、すやすや寝ていた。
独「……あのな、距離感って知ってるか?」
犬「わふ」
独「……わかってねぇな」
こうして、俺とサモエド(名前:ロシア)の奇妙な同居生活が始まった。
仕事から帰ると、玄関でロシアが尻尾を振って待っている。
ソファの隅には俺のスーツの上着を勝手に寝床にして丸まる白い毛玉。
夜は、俺がパソコンを開けば、その足元で器用にあくびをする。
独「…お前、会社の人間より癒やしあるな」
犬「わふっ!」
独「褒めてない」
そう言いながら、俺は笑ってしまう。
正直、想像以上に楽しかった。
散歩で知らない人に声をかけられたり、洗濯物に毛がつきまくってイラッとしたり、 それすらも、妙に心地よかった。
ただ、少しだけ気になるのは……
ときどきロシアが、まるで「言葉を理解してる」ように俺を見つめることだ。
たとえば、残業帰りで「疲れた」とつぶやけば足元で静かに頭をすり寄せてくる。
テレビで犬特集を見て「サモエドって知能高いらしいな」と言えば、どや顔。
……気のせいだろう…。
4日後、土曜の朝。
俺は、いつものように寝ぼけながらキッチンへ向かっていた。
トースターのスイッチを押し、伸びを一つ。
そのとき、リビングの方から人の気配がした。
独「……ん?宅配か?」
カーテン越しに人影。
だが、インターホンは鳴っていない。
不審に思って覗いた瞬間、俺は心臓が止まるかと思った。
知らない男が、部屋の真ん中に立っていた。
真っ赤な肌、青色と金色の瞳。
そして、なにより目を疑ったのは服を着ていなかった。
独「わあああああああああああ!!???」
叫びながら反射的に手近なものを掴み、投げる。
リモコン、ティッシュ箱、スリッパ、観葉植物。
男は「ちょっ、待て待て!」と避けながら必死に手を振った。
露「ドイツ!誤解だ!強盗じゃない!」
独「黙れぇぇぇ!警察呼ぶぞ!!」
露「俺だよ!サモエド!!」
ピタッ…
投げかけていたマグカップが空中で止まった。
独「……は?」
露「俺、サモエド!」
独「……さ、サモエド……?」
男は、しっぽをぶんっと振って見せた。
腰の後ろから、真っ白な尻尾がひょいっと出ている。
独「……待て待て待て待て待て……うん……???」
俺は頭を押さえた。
独「俺は夢でも見てるのか?二度寝した?幻覚? 疲れ?ストレス?」
露「違う!本当にサモエドだってば!」
独「サモエドが人間になる世界線とか聞いたことないぞ!!」
俺の叫びもむなしく、男(元犬・サモエド)は床にしゃがみ込み、困ったように笑った。
どこか、あの『わふ』のときと同じ目をしている。
あれで、雨の夜も折れたんだった。
独「と、とりあえず!服!着ろ!服を!」
露「服?どれ?」
独「どれでもいいから隠せえええぇぇ!!!」
俺はクローゼットを開け、適当にパーカーを投げつけた。
もふもふ尻尾をバタつかせながら、それを着ようと奮闘する姿に、
混乱の中でも、なぜか笑いがこみ上げてくる。
露「ドイツ、人間って難しいな」
独「……まず人間を名乗る前にズボン履け」
こうして、俺の平凡な日常は、盛大にぶっ壊れた。
雨の日に拾ったサモエドは、今日から「獣人男子」として、俺の同居人になったのだ。
続く…
✂︎——————キリトリ線—————–✂︎
すみません、ここで切ります。
モブ×受け書いた時に、ロシドイの名前はなかったんですけど…あの後私が思いついて勢いで書いたものです。
続きます。今、半分書けてるので今週中には投稿できるはず…です。
他にも長編小説書いてるので、そんなに長く書かないつもりです。(多分…)
《リクエストについて》
現在リクエストはお断りしています。今いただいてもお答えできませんのでご了承ください。
あと、サモエドめっちゃ可愛いので調べてみてください🙌🏻
閲覧ありがとうございました!
コメント
3件

もふりてぇ、、、
なんて尊いんだ…好き…私もサモエド飼う…
ニヤケちまうじゃねえかよ