⚠️特定の国を賞賛する、政治的な意図は決してございませんのでご了承ください
⚠️史実とは一切関係ありません
⚠️私の妄想です。
こんばんは
前回の続きです!
⚠ATTENTION⚠
・BL
・ロシドイ
・🔞無し
・なんでも許せる方向け
・露が人外
では、どうぞ⬇
✂︎——————キリトリ線—————–✂︎
人間化して数日。
ロシアは、相変わらず白い耳とふわふわのしっぽを揺らしながら、家の中をやたらとウロウロしていた。
…いや、ウロウロではない。ずっとドイツの後ろを歩いている。
露「なぁドイツ、俺は今日もついて行くぞ」
独「いやいやいや、なんで出勤の準備にまでついてくるんだよ…」
露「当たり前だろ。ドイツは俺のご主人だ!」
独「言い方!!なんか色々と語弊があるからやめろ!」
ドイツはスーツに袖を通しながら、背中に張り付くような視線に怯えていた。
振り向くと、ロシアがキラッキラの目で見上げている。
独「……なんでそんな目で見る?」
露「だって、ドイツが大好きだから」
独「即答!?重い!!」
元犬だからなのか、とにかく距離が近い。
朝ごはんを食べていても横に座る。
歯磨きをしていれば、洗面所の扉の前でしっぽを振って待つ。
寝る前にソファに座れば、当たり前のように隣に腰掛けてくる。
……そして今日、ついに事件が起きた。
ドイツが仕事に行くため、玄関で靴を履いていると、後ろでガサッと音がした。
独「……ロシア?なんで靴履いてるんだ?」
露「ドイツと一緒に行くためだ」
独「いやいやいやいや!犬の時ですら出勤先につれて行ったことないだろ!!」
露「でも人間になったし、問題ないだろ?」
独「問題しかない!!」
ロシアは当然だと言わんばかりに、白いしっぽをふりふり。
その無邪気さがまた厄介だ。
独「ドイツがいないと寂しい。俺、ずっとドイツのそばにいたい」
独「急に素直か!!」
露「もともと素直だぞ?犬の時からずっと、ドイツが好きだった」
独「それを人の姿で真正面から言われると心臓に悪いんだが……っ…///」
ゆうとは顔を覆った。
この男(元サモエド)、人間化してからストレートすぎる。
そこで、ロシアが首をかしげる。
露「じゃあ…どうしたらドイツに嫌われないんだ?俺、離れたくない」
独「……お前、なんでそんな捨てられそうな顔するんだ? 」
露「捨てないでくれ。俺、ドイツが拾ってくれたから生きていられるんだぞ?」
独「……そんな一途な言い方するなぁぁぁ!嬉しいけど!!」
ドイツは背伸びをして、軽くロシアの額を指で弾いた。
露「いてッ…」
独「大人しく家で待ってろ。帰ってきたら散歩行ってやるから」
露「!…ほんとか!?」
独「……嗚呼、だから靴脱げ」
露「嗚呼!!」
ロシアはパッと顔を明るくし、慌てて靴を脱いだ。
その喜び方が、犬だった頃と全く同じで……
独「……ほんっと、懐きすぎだろお前……」
ドイツはため息をつきつつも、口元が緩んでいた。
玄関のドアを閉めても、向こうからずっと
露「ドイツ!!」
露「ちゃんと帰ってこいよ!!」
露「俺のご主人!!」
と声がする。
独「最後のやつ!!ご近所に聞こえるからやめろっ!!!」
朝から騒がしい、だけど悪くない日常だった。
仕事を終え、ドイツがマンションの廊下を歩いていると、部屋の中からガタッ、バタバタッ、と明らかに誰かが走ってる音がした。
独「……おい、玄関に突撃するなよ。ドア開けた瞬間倒れるぞ…」
そう呟きながら鍵を回すと。
露「ドイツ!!帰ってきたか!!」
案の定、ロシアが全力で飛びついてきた。
耳がぴょこんと立ち、白いしっぽがちぎれそうなくらい揺れている。
独「うわっ!?近い近い近い!!」
露「待ってたぞ!!ちゃんと帰ってきたな!」
独「帰ってくるに決まってるだろ……」
とは言いつつも、息を切らすほど喜ばれると悪い気はしない。
犬の頃よりも身体も大きいし、腕力もあるせいで飛びつかれると相当な威力だ。
露「ドイツ、散歩行こう!約束しただろ!」
独「はいはい。スーツ脱がせろ、ロシア。引っ張るなって……!」
ロシアはドイツの手をぐいっと引き、完全に「行くぞ!」の姿勢。
耳としっぽが全力ではしゃいでいて、微妙にかわいいからドイツは怒れない。
夜風が少し冷たくなった道を二人で歩く。
…いや、正しくは手を繋がれたまま歩く。
独「…なぁロシア、手を離してくれないか…」
露「なんで?」
独「なんでって……普通に恥ずかしいだろ!?」
露「え?人間の散歩って手を繋ぐんじゃないのか?」
独「繋がない!!」
露「でもドイツ、前に俺の頭撫でながら“ロシアはいい子だ〜”って言ってた」
独「それは犬の時だ!!お前、今は人だろ!!」
露「じゃあ、人間はどうしたら嬉しいんだ?」
独「そういう問題じゃない!!」
歩きながらもロシアはドイツの手をしっかり握りしめている。
体温がじわじわと伝わってきて、なんだか変に意識してしまう。
露「……なぁドイツ」
独「…なんだ?」
露「今日もいい匂いするな」
独「匂い嗅ぐな!!嗅ぐなって言ってんだろ!!」
露「だって落ち着くんだ。ドイツの匂い」
独「犬感……残りすぎだろ……!!」
真横から耳がすっと動き、しっぽがふわっと揺れる。
その仕草が、反則的に、妙に……可愛い。
露「なぁドイツ。帰ったらさ」
独「嗚呼…なんだ?」
露「また、頭撫でてくれ」
真正面から見つめられる。
金色と青色の瞳が、嬉しそうに細められていた。
独「……っ!!」
ドイツは反射的に顔をそむけた。
独「な、なんでそんなキラキラした目で言うんだ!!」
露「だって…嬉しいから」
独「…………」
気づけば、握られた手の温度がさっきより少し熱い。
独『……なんで俺、犬にドキドキしてるんだ…? いや、“元”犬だし……今は人間だし……でも………』
ドイツは顔を手で覆い、小さく呻いた。
独「……おかしい…これ絶対おかしいだろ……!///」
露「ドイツ、顔赤いぞ?大丈夫か?」
独「大丈夫じゃない!!元犬にドキッとさせられてたまるか!!」
露「え?じゃあ、ドイツの方が俺のこと好き……?」
独「違う!!それは違う!!黙れ!!」
ロシアは嬉しそうに笑い、耳をぴょこんと動かした。
露「じゃあ、もっとドキドキさせてやる!」
独「やめろ!!!」
夜の散歩道に、ドイツの悲鳴が響き渡った。
続く…
✂︎——————キリトリ線—————–✂︎
おかえりなさい〜
ちょっと別の話も書きたくなってきたので、同時連載しようかな…と思います。
「拾った捨て犬が、ある朝人間になっていた」
「【ゆるコメ学パロ】近畿は今日も平和です…。」
「【モブ×受け】モブに犯されちゃう受けちゃんたち」
この3つを、同時連載します。
近畿のやつは、明日の夜8時にキャラ説明を投稿予定です。(短編なのでマイペース更新)
モブ×受けは、今イギリス受けを執筆中です。
(これも短編)
ロシドイは、もう完結まで構成できてるので後は執筆だけ。
以上!
ちょっと多すぎる気もしますが…まぁいいでしょう。
《リクエストについて》
現在リクエストはお断りしています。今いただいてもお答えできませんのでご了承ください。
では、閲覧ありがとうございました!
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