アパートに着く頃にはもう、日は完全に沈んでいた。今日の夕飯はお楽しみだと大和さんが言っていたけど、一体なにを準備してくれているんだろう。そう思うとお腹がグゥっと鳴った。
大和さんの部屋に帰ると、非日常から戻ってきたようで一気に安心感を覚える。ソファーに座り、大和さんに買ってもらったぬいぐるみに顔を埋めていると、頭をポンと叩かれる。
「あぁーー、楽しかった……大和さん運転お疲れ様。ありがとう」
「どういたしまして。何か飲むか?」
「ううん、大丈夫」
「そうか、それじゃあ晩飯準備するから、テレビでも観てろ」
「……大和さん、少し休まなくて平気?」
「平気だから気にすんな」
「それじゃあ、私も何か手伝う」
「ダメだ。お前誕生日なんだから、座ってろ。キッチンに入るな」
エプロンをしながら、キッチンに向かう大和さんを追いかけようとすると、グイグイと肩を押されまたソファーに座らされ********************
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