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社会人・仮名:Mさん
仕事も生活も、毎日が「やることリスト」で埋まっていて、気づけば一年があっという間に過ぎます。
周りからは「忙しい=充実」だと言われるけれど、心の奥は空っぽなまま。
たまにふと、「このまま走り続けて、何が残るんだろう」と怖くなります。
遥
「……わかる。
オレも、“予定で埋まってる=ちゃんとしてる”って思ってた。
でも終わったあと、心が置き去りになってる感じがしてさ。
予定が全部終わった夜に“オレ何してたんだろ”って虚しくなった」
蓮司
「“忙しさ=充実”って、なんか日本あるあるだよね。
走り続けるのが正しいって空気、すごい強い。
でも、本当は立ち止まる時間こそ必要なんだと思う。
立ち止まらないと、自分がどこへ向かってるのかも見えないし」
日下部
「……Mさん、空っぽさを感じられるのは、
本当は“ちゃんと自分の心を見てる”からだと思う。
無意識に流されてたら、怖いって気持ちさえわかないから」
遥
「オレが少し楽になったのは、“今日を埋めない時間”を作ったとき。
30分でもいいから予定を入れないで、
散歩したり、ただコーヒー飲んだりして、
“何もしない自分”を肯定してみたら、
その空白が、逆に“自分が生きてる時間”だって感じられた」
蓮司
「そうそう。空白って“サボり”じゃなくて、
“心を取り戻すための時間”なんだよな。
オレは最近、週末にスマホを家に置いて公園でぼーっとしてる。
風の音とか、季節の匂いとか、
何気ないことが意外と一番、心に栄養をくれる」
日下部
「……Mさん、まずは一息つくことを自分に許してほしい。
“休む=止まる”じゃない。
“これからも進むために休む”って、自分に言ってあげてほしい」
🗝 三人からのことば
遥
「予定を空けることは、怠けじゃない。
“何もしない時間”があるからこそ、やりたいことが見えてくる」
蓮司
「忙しさは充実の証じゃない。
心が感じられる瞬間こそ、人生の中身だと思う」
日下部
「怖いって思えたMさんは、ちゃんと自分を見てる。
その感覚を大事にして、まずは一息つく時間をあげてほしい」