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📩 相談
社会人・仮名:Kさん
同僚や友人と話していると、いつも相手に合わせてしまいます。
嫌われたくないわけじゃないのに、「うん」「そうだよね」って頷くだけ。
帰り道、どっと疲れて、誰とも話したくなくなる。
人と関わるのが好きなはずなのに、気づけば心が摩耗している気がします。
遥
「……オレもそれ、めっちゃわかる。
“嫌われたくない”って意識してないのに、
気づいたら相手の空気を読みすぎて、
自分の言葉がなくなっていく感じ」
蓮司
「人と合わせるのって、悪いことじゃないんだよ。
でも、ずっと“合わせる側”でいると
“自分”が薄くなって疲れる。
それはKさんが弱いからじゃなくて、
ちゃんと相手を大切にしてる証拠でもある」
日下部
「……“人が好きなのに疲れる”って、
本当は人を大切に思ってるから起きることだと思う。
だから摩耗しても、自分を責めなくていい」
遥
「オレが少し楽になったのは、
“今日は聞くだけの日”“今日は話してみる日”って
自分の中で決めること。
“全部合わせなきゃ”じゃなくて、
自分のペースを持つだけでも息ができる」
蓮司
「そうそう。
あと、“沈黙があってもいい”って思うだけで変わる。
会話って“間”があってこそ広がるものだし」
日下部
「……Kさん、摩耗を感じられるのは、
まだ心がちゃんと生きてる証拠。
小さくても、自分の声を置ける時間を
毎日のどこかに作ってほしい」
🗝 三人からのことば
遥
「空気を読むのは優しさ。
でも、自分の呼吸を守ることも同じくらい大事だ」
蓮司
「合わせるだけがコミュニケーションじゃない。
沈黙や“今日は話さない”も、立派な会話の形」
日下部
「摩耗を感じたときは、自分を取り戻す合図。
小さな“自分だけの時間”を、大切にしてほしい」
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