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#二次創作
らあく♡☆
1,122
ただのヤニカスクソニート
61
ここなつ
425
言い忘れてたけどたまに設定ズレたり追加されたりするから、そこは見逃してね✨
# 第1話 夏休み、泊まりに来た
「……暑い」
昼過ぎ。
レイの家のリビングで、カイはソファに寝転がっていた。
「分かる!」
「お前に言ってない」
「知ってる」
「じゃあ返事するなよ」
「いいじゃん」
レイはソファの端に座って、スマホを眺めている。
カイはその隣で、暇そうに足を動かしていた。
「なあ、今日どっか行こうぜ」
「やだ」
「即答?」
「暑い」
「夕方なら涼しくなるだろ」
「めんどくさい」
「お前、ほんと動かないよな」
「必要ないから」
「いや、せっかく夏休みなんだからさ」
「夏休みだから家にいるんだろ」
「それはそうだけど!」
カイが起き上がる。
「じゃあゲームしようぜ」
「さっきやった」
「もう一回」
「やだ」
「なんでだよ!」
「めんどくさい」
「それしか言わないじゃん!」
レイはスマホから顔を上げる。
「……うるさい」
「はいはい」
カイは笑いながら、またソファに倒れた。
昨日からカイはレイの家に泊まっている。
夏休みになると、こうしてどちらかの家に泊まることは珍しくない。
二人とも特に気にしていなかった。
そのとき、スマホが鳴った。
「ん?」
カイが画面を見る。
「ユナとナギから通話きてる」
「出れば」
「お前も来いよ」
「なんで」
「一人で出るの嫌だから」
「……子供?」
「いいから」
カイが通話に入る。
「もしもーし!」
『聞こえるー!』
ユナの元気な声が返ってきた。
『こんにちは』
ナギの声も聞こえる。
「おー、二人とも」
『今どこ?』
「レイの家」
『また?』
「また」
『レイいる?』
カイが隣を見る。
「いる」
レイは少しだけスマホを見る。
「……どうも」
『いた!』
ユナが笑う。
『何してたの?』
「何もしてない」
レイが答える。
「こいつずっとスマホ見てる」
「別にいいだろ」
『二人って今日も一緒なんだ』
「昨日からずっと一緒」
『泊まってるの?』
「うん」
『へえー』
ナギが少し笑う。
『二人って本当によく一緒にいるよね』
「リア友だからな」
「そう」
レイはそれだけ言って、またスマホを見る。
『……ねえ』
ナギが言った。
「ん?」
『二人って、もしかして一緒に住んでる?』
カイが一瞬黙る。
ちょうどそのとき、レイが立ち上がった。
「飲み物取ってくる」
「おー」
レイはそのままキッチンへ向かう。
カイはそれを見送る。
そして、口元を少し上げた。
「そうそう」
『え?』
「一緒に住んでる」
『やっぱり!?』
ユナが驚く。
『え、同棲してるの?』
「そう」
『いつから!?』
「結構前から」
『知らなかった……』
ナギの声が少し大きくなる。
『じゃあ毎日一緒?』
「まあな」
『すご……』
ユナが笑う。
『じゃあ寝るところも一緒?』
「うん」
『え!?』
カイはさらに調子に乗る。
「ベッドも一緒」
『…………』
『え、待って』
ナギが固まる。
「一緒に寝てる」
『そこまで!?』
「うん」
『本当に?』
「本当」
……一緒のベッドで寝ている。
ただし、泊まりに来たときだけ。
カイはそれをわざわざ説明する気はなかった。
『なんか……すごいね』
「まあ、慣れたら普通」
『そういうものなの?』
「知らん」
カイが笑っていると、キッチンからレイが戻ってきた。
「……何の話?」
「俺ら同棲してるって話」
「してない」
「バレた」
「最初から嘘だろ」
『やっぱり嘘じゃん!』
ユナが笑う。
『カイ、普通に信じちゃったよ』
「いやいや、ベッド一緒なのは本当だから」
「それは泊まってるからだろ」
「でも一緒に寝てるじゃん」
「そうだけど」
『え、本当に一緒に寝るんだ』
ナギが聞く。
「うん」
「……」
レイは特に気にしていない。
「別に普通」
カイが笑う。
「ほら」
『二人って距離近いよね』
ナギが言った。
レイは少し考える。
「こいつが勝手に近いだけ」
「お前も離れないじゃん」
「別に」
「ほらな」
「何が」
「俺が近くても気にしないじゃん」
レイは少しだけカイを見る。
「お前は昔からいるから」
「……」
カイが黙った。
「何」
「いや」
「?」
「たまにお前、そういうこと言うよな」
「何が?」
「なんでもない」
ユナが笑う。
『なんか仲良いね』
「普通」
レイは淡々と答える。
「まあ、普通」
カイも頷く。
『二人って昔からこんな感じ?』
「昔から」
カイが答える。
「こいつ、昔から人にあんまり興味ないんだよ」
「余計なこと言うな」
「事実だろ」
「別に」
「ほら」
「……うるさい」
ナギが少し笑う。
『レイって、人見知りなの?』
「そう」
カイが答える。
「警戒心も強いし、知らない人が急に近づくと普通に避ける」
「……」
「人との距離近いの苦手だしな」
「そう」
「でも俺はいいんだろ?」
レイは少し考える。
「お前は別」
カイがまた黙る。
「……何?」
「いや、今日のお前ちょっと破壊力高いな」
「知らない」
「本人が分かってないのが一番怖い」
レイは興味をなくしたようにスマホを見る。
『カイ、よかったね』
「何が?」
『レイに特別扱いされてるじゃん』
「特別扱いっていうか、昔からいるだけだろ」
レイが言う。
「それが特別なんじゃない?」
「……そう?」
「そうだよ」
「ふーん」
レイはそれ以上気にしなかった。
しばらくして通話が終わる。
「なあ、レイ」
「何」
「明日どっか行こうぜ」
「嫌」
「なんで!」
「暑い」
「じゃあ涼しいところ!」
「めんどくさい」
「お前ほんとそれ好きだな!」
「便利だから」
「便利じゃねえよ!」
レイは少しだけ笑った。
ほんの一瞬。
カイはそれを見逃さなかった。
「……今笑った?」
「笑ってない」
「いや笑っただろ」
「気のせい」
「絶対笑ったって!」
「うるさい」
カイが笑う。
「まあいいや」
「何が」
「明日も一緒にいようぜ」
レイは少しだけ間を置く。
「……別にいいけど」
「よし!」
「ただし」
「ん?」
「外は嫌」
「結局そこかよ!」
レイはまたスマホに視線を戻した。
「……めんどくさいから」
「はいはい」
夏休みは、まだ始まったばかりだった。
これがチャッピークオリティ、いいね10は行って欲しいですねー…..欲張ってすみません、じゃーまた今度待ってまーす。
ご視聴ありがとうございます。
これからも出していくと思いますので応援してくれると嬉しいです。
コメント
1件
第2話読んだよ!カイとレイの会話のテンポがめちゃくちゃ良くて、自然に笑っちゃったわ。特に通話中にカイが「同棲してる」「ベッド一緒」って調子乗って盛るのに、レイが戻ってきて秒でバレる流れが好きw でもレイの「お前は別」とか「お前は昔からいるから」って言うところ、めっちゃグッときた。距離感が絶妙で、これからも二人の関係見ていたいなって思えたよ!夏休み始まったばかりって感じで、続き楽しみにしてる🔥