イリスside
「アラカユ…」
アラカユは急に俺から離れた
俺がなにか気に触るようなことをしてしまったと思い
俺も余り関わらないようになった
だから最近は会いもしてなかった
でも助けにきてくれた
アラカユ「何をしようとした」
ライトル「君に勝つためだよ」
ライトル「君は私より強いからね」
アラカユ「だとしても兄さんとイリスを巻き込む必要は無いだろ」
ライトル「だってこうしたほうが君に勝てる確率が上がるからね」
アラカユ「…」
ライトル「油断しない方がいいんじゃない?」
「あ…後ろ…!」
アラカユ「気づいてるぞ 」
バンッ
アラカユは後ろを見ずに敵を撃った
ライトル「…すごいね君」
ライトル「じゃ私は逃げさせてもらうよ」
アラカユ「待て!」
アラカユ「くそが…」
アラカユ「少し待ってくれすぐ治療する」
「俺は良い 」
「先にスラシドを」
アラカユ「嗚呼こいつスラシドって言うのか?」
「そうだ」
アラカユ「酷い怪我だな…」
アラカユside
とりあえず応急処置をして兄さんを探し始めた
イリスとはまた後で話そう
色々謝りたいしな
「よっ…と」
沢山罠がある
俺には丸わかりだが
「兄さんー!」
やっと見つけた
「兄さん!」
サラアユリ「アラカユ…?」
酷い怪我だ
王族衣装は血だらけで目は虚ろだ
「兄さんすぐ治療するから!」
サラアユリ「ありがとう…」
ライトル「あーあーもう着いちゃったのか」
ライトル「足速いね」
「お前は黙れ」
バンッ
ライトル「無駄だよ」
バァンッ
「あ”っ”…」
サラアユリ「アラカユ!」
頭を…撃たれた
ライトル「なんで君は化け物に優しくするの?」
ライトル「意味が分からない」
だめだ…意識が…
サラアユリside
「理由でもいる?」
「俺たちは兄弟だ」
ライトル「家族ってそんなものかな?」
「…」
ライトル「だって君のお父さんは化け物として愛してなかったでしょ?」
「何でもいいだろ」
俺はアラカユがもっていた銃を拾った
ライトル「君には扱えないんじゃない?」
ライトル「だって君はお父さんに縛られていたんでしょ? 」
手が震える
俺は自分で戦ったことがない
「俺だって…最低限は…」
バンッ
ライトル「やっぱりだめじゃないか」
ライトル「早く負けを認めて降参してくれよ」
アラカユ「兄…さん…」
「アラカユ…?」
俺は急にアラカユに腕を掴まれた
そして
アラカユ「じゃあなライトル」
そのまま飛び降りた
ライトル「…さすがに暫くは気絶してるでしょ」
「いっ…だ…」
「アラカユ!」
アラカユ「俺は大丈夫」
アラカユ「もう治ったし」
アラカユ「帰ろう」
「…そうだな…!」
episode12 幸せ
HappyENDで良かったですね
じゃまた
コメント
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HappyENDだああああああ…良かった…