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普段通り、ショッピングモールで買い物をした。

美優がここちゃんを抱っこ紐で抱っこしていた。


「ちょっと、トイレに行きたいから変わってくれる?」

「うん、ここちゃん、おいで〜」と洋平が抱っこ紐をしてくれた。


美優は、そのままトイレへ


「洋平くん?」1人の女性に声をかけられる洋平

「え?」


「洋平くんよね?変わらないなぁ」

「あ!」


その女性は、洋平が大学の時に、コンパで知り合い 1年程、お付き合いをしていた女性だ。


「よく分かったね?」

「相変わらずイケメンだもの、目立つわよ。

パパになったの?」


「うん」

「うわ〜可愛い〜何ヶ月?」


「もうすぐ9ヶ月」

「そうなんだ。洋平くんに似て可愛いね〜」


「そうかなぁ…」

「あ、私、今ここで働いてるの。良かったら…」 と、名刺を渡された。


写真スタジオだ。衣装などを借りて、子どもの写真や 記念日の写真などを撮るスタジオ。


「へー」

「今日は、出張でこっちまで出て来たんだけど、 普段は、埼玉なんだけどね」


「へーそうなんだ」

「もし、必要ならば言って!お安くしてもらうし… 飛んでくるわ」


「あー」

「奥さんは?」


「あ、今トイレに…」

「そうなんだ。ご挨拶して行こうかなぁ」


「いや…」と、言ってたら美優が出て来た。


『あ!地獄…』と思った洋平。


「ん?」

「あ、妻です」


「あ、はじめまして〜私、こういう者です。

洋平さんとは大学の時の《《友人》》で…

偶然、お見かけしたので、もしお手伝い出来ることがありましたら、ご連絡ください」

「はあ…ありがとうございます。」


「では、私はこれで…じゃあ、また!失礼します。」

と、洋平に手を振り、帰って行った。



「へースタジオか…ここちゃんにイイね〜」

「あ、そうだな」


「大学の時の《《友人》》って?」

「あー…」


「ん?もしかして?」

「ん?」


「洋平って、ホント分かりやすいよね〜

全然隠せない!全部、顔に書いてあるわよ」

「うそ?」

顔を触ってる…


「ふふ、ホントに書いてあるわけないじゃない!」

「だよな」


「そのテンパリ具合から全部分かった。

あとで、じっくり教えてね〜♡」

「あーハハ…」


『あー神様〜どうか私を助けてください。

美優が鬼に変わりませんように〜』


「さあ、買い忘れないかな?帰ろうか?」

「はい!」


「何よ、明らかにいつもと違うんだけど…」

「そんなことないよ…」


「ふふ、何を聞かれるか?今からビビッてるんだ!」

「んなことないよ…何を聞かれても大丈夫だよ」


「だよね〜洋平くんに限ってね〜」

「そ、そうだよ!」


「ふふ、さあ帰ろうね〜ここちゃん♡」


『はあ〜何もなくても、なぜこんなに怖いんだ…』


ここちゃんのご飯が離乳食だということもあり、 外食は、まだほとんどしない。


母乳もまだ飲むし、フォローアップミルクも始めたから、お湯の持ち運びが水筒1つでも荷物になるから… なるべく、まだ家で食事する。


ここちゃんも披露宴で疲れてるだろうし…


3人でお昼ご飯を食べて、

ここちゃんは、おっぱいを飲みながらオネム。

そーっと、寝かせた。



美優が洋平の隣りに…

洋平がビクッ!とビクつく…


「な〜に?なんで奥さんが隣りに来ただけで、そんなにビックリしてるの?」

「いや、してないよ…」


「ふ〜ん、ふふ」ニッコリ笑って洋平の顔をジーっと見る美優

「何?」


「元カノ?」

「ん?」


「さっきの人」

「あ、あー」


「やっぱり!」

「…」

自分からは、何も話さない洋平


「わかりやすっ!」

「…」


「ん?自分からは話さない攻撃か…」

「いや、そういうわけじゃ…」


「大学の時の友人って…同じ大学じゃないよね?」

「うん」


「なるほど、コンパで知り合った人だ!」

「うん」


「ん?同じ歳?」

「いや…」


「あー歳上?」

「うん」


「洋平くん、歳上キラーだね〜」

「いや、そういうわけじゃ」


「ナンパされたり、コンパで知り合ったり、入社して、言い寄られたり…3人は歳上だね」

「う、うん…」

『すごい記憶力!』


「で?名刺だけ?メールの交換はしたの?」

「してないよ。これ渡されただけだから…」


「そうなんだ。で、どうするこの名刺」

「要らないよ。」


「私ももらったんだよね〜要らないよね?

スタジオなら他にもたくさんあるし…」

「うん」


と、同時に美優がもらった名刺は、ビリッと破られた。

「!」『怖っ!俺、何も悪くないのに…』


「洋平がもらった名刺は?」

「あるよ」と、ポケットから出して、自分で破いて捨てた。


「ふふ。良かったの?」

「別に要らないし…」


「ふ〜ん。『じゃあ、また〜』って、手を振ってたわよ〜」と、手を振る美優


「偶然、会ったんだから、もう会わないよ。会うわけない。」



「そうだね。ね〜久しぶりに会った元カノって、どうだった?」

美優がお茶を淹れる


「なんかオバサンになってて、最初分からなかった。」


「へーじゃあ、昔は綺麗だった?」

「う〜ん…」

返事に困ってる


「あ!そっか…洋平は、おっぱい星人だったから、 まずは胸か…」

「ブッ」お茶を飲もうとして、吹いてる


「もう、汚ったないなぁ」

「美優が変なこと言うから…」


「え?事実でしょう?会社の人もそうだったし… いつも自分で言ってるじゃない!」

「若気の至り…」



「ふ〜ん」自分の胸を見て

「なんか、ちょっとちっちゃくなって来たなぁ」


「美優は、胸で選んだわけじゃない!」

「ちょっと!なんか…複雑なんだけど…!」


「いや、美優は…全部好きだから…」

「ふふ、どさくさに紛れてディスられてるのか? 愛の告白か?」


「いや…ホントに愛してるのに…」


美優は、洋平がかわいそうに思えてきて、

ぎゅーっと抱きしめた


「ごめん。もうイジメないから…」

「美優〜♡」


「もう昔のことだよね?」

「うん」

「心は、動かなかったんだよね?」

と、ジーっと目を見つめた


「うん、もちろん!」


「じゃあ良かった。こそこそやり取りされたら、 イヤだなぁって思ったから…ごめんね。」

と、またぎゅーっと抱きしめた。

「ううん、良かった、分かってくれて…」


『あーおっぱい〜柔らか〜い♡たまらん』


「何もないなら、ビクつくことないじゃない?」

「だって…やっぱり見られたくなかったよ。元カノなんて…」


「そうなんだ。」

「うん」


すかさず、キスをする洋平


「やっぱり美優しかイヤだよ」

「うん」


チュッチューッ

「洋平、終わり…」

「イヤだ、続きする…」


「あ、まだ夜じゃないよ?」

「関係ないの…」


また、和室へと連れて行かれる

「だから、もう1回ラブラブしようって言ったのに…」

「だって、ここちゃん起きてたのに…」


「う〜ん、美優〜♡愛してる」

「ふふ♡」


やっぱり、この2人

仲直りの方法は、愛し合うことのようです♡




恋は楽しく、結婚は慎ましく②

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