テラーノベル
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#一次創作
橘靖竜
「黄金の瞳」
王になる者が持つことが許された色
俺はそれが大嫌いだった。
小さい頃から隣にいる家族はいつも幸せそうだった。
いい素材の服にいい母親
そいつは何もかも持っていた。
俺が生まれてから母は毎日謝ってきた。
「ごめんなさい」耳に刻まれた。
世界で一番残酷な言葉
10歳のときに1回家出をしたことがあった
2日後に見つかると母は「大丈夫?」でもなく「ごめんなさい」といった。
謝るべきは俺なのに、俺は自分の母に何か呪いをかけてしまったのだろうか。
ことあるごとに謝ってくる母がある日
可哀想に見えた。
謝ってくる原因が分かったからだ。
「隣の家族」いつも幸せそうな家族だった
いつもいい服をきていつもいい物を食べていた。
母親は子供に笑顔を向けて子供もそれに応えるように笑顔だった。
きっと母はそんないい暮らしができるほどお金を持っていないのだ。そのことに気づいた日から母ではなく、その家族を憎むようになった。
毎日謝られる苦痛はあいつには分からない
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