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キスを続けていると初めは優しかったキスが徐々に激しくなっていく。



「んっっ……」



楓は一樹の胸に両手を当てて思い切り押してみたがビクともしない。

そこで一樹が一度唇を離してから言った。



「せっかく我慢してたのに、楓が可愛過ぎるから悪いんだ」



一樹は甘い声で囁くと楓の首筋に唇を落とす。



「あっ……駄目っ……いやっ…………」



咄嗟にそんな言葉が口をついて出たが、楓はそれほど嫌ではなかった。むしろ艶めかしい唇の動きにゾクゾクッと震える。

一樹の唇は女性が悦ぶポイントを全て知り尽くしていた。そんな一樹のテクニックに一瞬にして身体中の力が奪われる。



「嫌じゃないだろう? むしろ好きみたいだ……楓の身体が悦んでいるのがわかる」



その問いに答える余裕はなかった。

そこで一樹は右手を楓の下半身に移動させると、いきなり下着の中に手を入れて内部の様子を探る。



「あっ……あぁんっ……」



セックスなど二度としたくないと思っていた楓の身体は予想外の反応を見せた。

頭と心は拒否していても、身体は悦びに打ち震えていた。



(なぜ? どうしてこんなに気持ちいいの? あぁっ……どうにかなっちゃう……)



次々に襲ってくる強烈な快感に楓はすっかり翻弄されていた。

やがて楓の秘部からピチャピチャと卑猥な音が漏れ始める。



「もうこんなに濡れてる……楓は感度がいいんだな、このまま俺が指でイカせてやるよ」

「だ……駄目……いや……」



ささやかな抵抗をしてみたがもちろん無駄に終わった。

一樹は一度起き上がると楓のカットソーをたくし上げる。そしてナイトブラを上にずらすと露わになった両の乳房を揉みしだいた。

直に感じる一樹の手の感触はかなり刺激的だった。つい我慢が出来ずに楓は声を漏らしてしまう。



「あぁんっ、駄目っ……はぁっ……ぁんっ」



一樹のテクニックは女を悦ばせる術に長けていた。

乳房を揉みながら硬くツンと尖った蕾を一樹が口に含むと、さらに楓の喘ぎ声は大きくなる。



「あぁーっっ……あぁ…..んっっ」



集中的に胸を責められた楓は、自分の秘部がピクピクッと疼き徐々に濡れてくるのを感じていた。

一樹はそんな楓の反応を見ながら舌先で乳首を転がした後、軽く歯を立てる。そしてわざとチュパチュパと音を立ててむしゃぶりついたかと思うと今度は指を使い摘まんで弾いた。一樹はあらゆる方法を使って楓を快感の渦に引きずり込んでいく。

その度に楓の下着は湿り気を帯びていった。


たっぷりと乳首を責めた一樹は、今度はキスをしながら自身の硬くなった部分を下着の上から楓の秘部に押し付ける。



「う……ふぅ……んっっ」



口を塞がれたままの楓は、つい甘い吐息を漏らしてしまう。

その声を聞いた一樹が楓の耳元で囁く。



「そんな色っぽい声を出して俺を誘っているのか?」

「ちっ、違います……そんなつもりじゃ…あっ、あぁーんっっ」



一樹が腰を使って更に強く自身を押し付けてきたので、楓はあまりの快感に頭が真っ白になっていた。


そこで一樹は楓のパジャマのパンツを一気に引き下ろして脱がせると、自分もスウェットを脱ぎ捨てる。

楓がびっくりして起き上がろうとすると、一樹は楓の左脚の膝裏に右腕を差し込みグイッと上に持ち上げた。

あられもない格好にされた楓は逃げようとするが片脚を持ち上げられているので上手く逃げられない。

そこで一樹は楓の秘部に更に堅くなった自身を密着させリズミカルに動き始めた。

楓が片足を上げているせいで密着度が凄く、あっという間に楓の身体中を強い刺激が駆け抜けていく。



「どうだ、楓? 気持ちいいだろう?」



あまりの気持ち良さに恍惚とした表情を浮かべている楓は、何も答える余裕がなかった。



「こうして徐々に慣らしていけば恐怖心もなくなるさ。俺がセックス恐怖症を直してやるからな」



楓は遠のく意識の中でそんな言葉を聞いたような気がした。

楓の恍惚とした表情を見つめながら一樹は一心に腰を振る。そして動きを続けながら今度は楓のパンティの脇から指を入れ更なる刺激を与えた。



「あぁっ、あぁーーっっ」



あまりにも強い快感に楓が大きな声を上げる。それを合図に一樹が腰と指の動きを速めたので、楓はあっという間に頂上へ上り詰めて行った。



「あぁんっ……駄目っ……駄目よっ…….いやっ……あぁああーーーーっ」



楓が大きく叫んだ瞬間全身がピクピクッと痙攣した。そして楓の秘部からはあたたかな愛液がジュワッと溢れてくる。

一樹はそれを指ですくうとピクピクと痙攣している秘部へこすりつける。その度に楓の身体がビクッビクッと反応した。


楓がイッたのを見て、一樹は満足そうな表情を浮かべていた。

そして指先に艶めかしく光る愛液をひと舐めするとこう言った。



「楓、ちゃんとイケたな……おりこうだ」



楓は放心状態のまま激しく肩で息をしていた。

そんな楓に一樹は再び唇を重ねた。

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