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📩 相談
高校一年生・仮名:Mさん
“消えたい”って言葉を、毎日心の中で繰り返しています。
でも、誰かに言ったら心配されるのが嫌で、
何も言えません。
“死にたい”わけじゃないけど、
“生きていたい”とも思えなくて。
この気持ちを、どうすればいいのか分かりません。
遥 「……その気持ち、すごく分かる。
“消えたい”って、声に出すと
“そんなこと言うな”って返されるのが怖いんだよな。
オレも昔、そう言われるのが嫌で黙ってた。
でも本当は、“消えたい”って、
“助けて”って言葉のもっと手前にある、
かすかな“息づかい”なんだと思う」
蓮司 「“消えたい”っていうのは、
“死にたい”とは違う。
ただ、“今の場所からいなくなりたい”だけなんだ。
傷つけられた記憶とか、息の詰まる空気とか、
そこにいる自分ごと消してしまいたくなる。
でもそれは、“生きたい”って願いが
まだ奥に残ってる証でもある」
日下部 「……Mさんは、自分の中の痛みに気づいてる。
それって、実はとても勇気のいることなんだ。
“消えたい”って思うのは、
心が静かに“もう限界だよ”って教えてるサイン。
だから、まずはその声を否定しないでほしい。
“そんなふうに思ってる自分”を
少しでも認めることが、はじめの一歩になる」
遥 「オレも、“消えたい”って思った夜があった。
でもあのとき、
“明日まで生きてみよう”って自分に言ったんだ。
“死なない”じゃなく、“今日をやり過ごす”。
それを繰り返してるうちに、
いつの間にか少しずつ呼吸ができるようになった」
蓮司 「“消えたい”って思うこと自体を、
悪いことだと思わなくていい。
それは、生きることに真剣だった証。
ちゃんと感じ取ってるからこそ、
そんな言葉が浮かぶんだ」
日下部 「……Mさん、
“消えたい”と思うほどの夜を越えて、
それでもこうして言葉を書けてる。
それだけで、もう生きようとしてる。
言葉を飲み込むたびに、
ちゃんと耐えてきたんだね」
🗝 三人からのことば
遥 「“消えたい”は、“もう頑張れない”のサイン。
その声を、誰よりも自分が聴いてやって」
蓮司 「“消えたい”って思うのは、
生きることに真剣でいた証だ」
日下部 「“言葉を飲み込んだ”その静けさの中で、
あなたは、まだちゃんと生きてる」