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瑠衣は再び侑の首筋に顔を寄せながら耳朶に呟く。
「娼婦は外出する時も、よほどの事がない限り一人で外出できません。オーナーが付き添うんです。または、お客様が同伴したいと言ってくれた時……」
「フッ…………まるで籠の中の鳥だな」
「先生……今この部屋で私が話した事…………全部内緒ですよ?」
「分かった。その代わり……」
侑が立ち上がり、瑠衣を軽々と抱き上げると、天蓋付きのベッドへ横たわせ、シアー素材のカーテンを閉める。
「籠の中の鳥を……俺が鳴かせないとならんな」
侑の唇が不敵に歪み、瑠衣の纏っている黒いドレスと下着を全て引き剥がすと、彼も身に包んでいるグレーのスーツを脱ぎ放つ。
瑠衣に覆い被さると、彼女の身体全体を、唇と舌で愛撫し始めた。
背後からの強烈な律動に、瑠衣は背中を反らしながら喘いでいた。
「せっ……せんせ……い…………気持ちっ……いっ……」
「この四年で……お前は…………随分と……淫乱になったんだなっ……っ」
侑は瑠衣に覆い被さりながら両乳房を鷲掴みにし、耳朶を口に含んで吸い立てた。
「あんっ……はうっ…………あっあっ…………あっあっあっ……」
広い部屋には、結び合った部分からグチュグチュと粘着質な水音が響き、肌同士が弾け合う鋭い音と瑠衣の卑猥な喘ぎ声だけしか聞こえない。
侑が装着している避妊具は瑠衣の愛液と律動で白く泡立ち、彼女は快楽の海に溺れながら表情を歪ませている。
「…………まだ物足りなさそうだな」
侑は四つん這いになっている瑠衣の身体を起こし、大きく腰を引いた後、強く貫いた。