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高校二年生・仮名:Kさん
夜になると、何もしていないのに胸がざわざわして、スマホを見ても本を読んでも落ち着きません。
「一日が終わった」って思うと、心の奥が空っぽになる感じがして、どうしていいかわからないです。
遥
「オレもそうだった。
みんなが寝静まったあと、急に“取り残された”みたいに心がざわつく。
何かしなきゃってスマホをいじっても、余計に不安が広がるんだよな」
蓮司
「夜ってさ、明るさも音も一気に減るから、
昼の“にぎやかさ”と比べて空白が強くなるんだと思う。
それって体がリズムを切り替えようとしてるだけで、変じゃない」
日下部
「……Kさんは自分をちゃんと感じ取れているからこそ、
夜の静けさが心に響くんだと思う。
“空っぽ”に気づけるのは、心が働いてる証拠だよ」
遥
「オレはそんな時、あえて小さなルーティンを作った。
窓を少し開けて夜風を吸うだけでもいい。
“今ここにいる”って身体で感じると、少し落ち着けた」
蓮司
「うん。
焦って埋めようとせずに、静けさに自分を合わせていく。
その時間が、次の日の力になることもある」
日下部
「……夜のざわめきは、心がリセットを求めているサイン。
Kさんが変なんじゃない。
ただ“休もう”って体が言ってるだけ」
🗝 三人からのことば
遥 「夜の不安は“心が生きてる証”みたいなもの。
あせらず、空気を吸ってみて」
蓮司 「静けさに身をまかせる時間も、心の栄養になる」
日下部 「空っぽを感じられる感覚こそ、心がちゃんと動いている証拠だよ」