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「うい〜、おっさん。今日は久しぶりに来たぜ」
「お、久しぶりだな。らっしゃい」
「お? 厨房に見知らぬ奴が……____人間?」
「ごっくさっす〜」
「こいつは商人だ。ミクラルから【ヒートスイマー】っつー名前のアヤカシの肉を注文したんだ。こいつの所でしか扱ってない食材でな」
「いつも毎度っす」
「ふーん? ま、俺はそんなに人間嫌いじゃないからいいけど、この国には人間嫌いも多いから気をつけろよ?」
「うっす」
「そんなことより、今日は1人か?」
「おう! いつもの相方は、つい最近ハゲ山になった所に仕事があるんだってさ」
「あぁ、爆発があったとこか」
「すっげぇ爆発だったよな。町から見ててもわかったぜ……っと……あら? 今日もいないのか? ルコサとルダの姉ちゃんは?」
「あいつらは旅人だからな。この前、国を出て行ったぞ」
「えー、ルダの姉ちゃん、今日の夜は相手してくれねぇのかぁ。楽しみにしてたのになぁ」
「お、なんだ? やることやってんのか」
「1日相手されると、3日は腰が抜けちまってヘロヘロになるくらいのテクニックよ。あれはすげーぜ」
「はん、まぁ、一杯やりな。話は聞いてやる」
「店長からの『一杯やりな』ってことは無料かなー?」
「バカいえ、ハッハッハ」
「くっそー、ま、今夜もいただくぜ」
「……あの2人、最後まで不思議な奴だったなぁ」