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×××さん、第295話読み終えたわ! 遂に坪野の全貌が明らかになったね…「天縁」が「転焉」だったってオチ、痺れたわ。最初から野球部の除籍がきっかけで、霊貴冥孤を利用して銚子さんを誘き出すための布石だったって、伏線の回収がエグい。信愛が新聞の写真で目をつけられたのも、すべてが繋がった瞬間のカタルシスが半端なかった。 「ナワバリ様」に二つの意味があったみたいに、教団の名前にも二重の意味を持たせる構成、よく考えられてるなって感心した。坪野の静かな狂気が逆に怖いわ…この後の展開、ますます目が離せない🔥
坪野は静かに目を閉じ、長い沈黙の後に口を開いた。
「しかし、2015年、我々は新たな問題に直面しました」
その年号を聞いた瞬間、焔垂が表情を曇らせる。
「もしかして野球部の高野連除籍?」
坪野は静かに頷いた。
「その通りです・・・それがきっかけとなり
長年集め続けてきた信者は急激に減少していきました」
教団の求心力は失われ始めていた。
坪野はゆっくりと続ける。
「そこで私はある人物とコンタクトを取りました」
信愛が息を呑む。
「もしかして・・霊貴冥孤!?」
「ええ。その通りです・・・」
坪野は淡々と語る。
「当時、都内で臨床心理士として働いていた
汀ひなた・・私は彼女に目を付けました
教団の幹部として迎え入れ
『霊貴冥孤』という名を与えたのです」
「『高貴な者が冥府の王の力を使い
孤独な人に霊能力で希望を与える』
という意味を込めた名前をね・・・」
龍河が眉をひそめる。
「つまり最初から──」
坪野は構わず続けた。
「財源確保と信者獲得のため霊能力を
利用した詐欺行為を指示しました。そして同時に
ある人物を誘き出すという役割も与えたのです」
龍河が問い返す。
「ある人物?」
銚子が静かに口を開いた。
「私ですね?」
坪野は頷く。
「ええ。その通りです」
信愛は思わず母の方を見た。
「お母さんを?」
「我々が修理固成を成し遂げるには
白縫銚子様の力が必要だと判断したのです」
坪野は僅かに目を伏せる。
「霊貴冥孤は期待以上に働いてくれました
おかげで天縁教団は再び潤いを取り戻したのです」
しかし、その声はそこで少しだけ低くなる。
「ですが今年6月に再びアクシデントが起きました」
朝陽が静かに呟く。
「霊貴冥孤の逮捕ですか?」
「ええ」
坪野はあっさりと認めた。
「ですが、あの逮捕は結果として
我々にとって福音となりました」
「福音?」
龍河が首を傾げる。
2
結愛
23
#下手くそ注意
セクルム🎶🏠
111
ありあ
515
坪野は懐から一枚の新聞を取り出し、机の上へ置いた。
「これです」
そこに載っていたのは、古海新聞社が発行した記事だった。
怪異探求倶楽部が霊貴冥孤の犯罪を暴き、表彰されたことを報じる記事。
信愛は新聞を見つめながら呟く。
「こ、これが・・・」
坪野は写真の一点を指差した。
「この写真に写る白縫信愛という高校生
あなたを見た瞬間、私は確信しました
この子は間違いなく御船愛子の娘だと
御船愛子の血は絶えていなかったのだと」
その言葉には確信しかなかった。
焔垂が腕を組む。
「やっぱり、この新聞がきっかけだったのか」
坪野は静かに頷く。
「それ以来、私はあなた方、怪異探求倶楽部の
身辺を調査し続けました。そしてつい先日──」
信愛は複雑な表情で呟く。
「私の誘拐・・・」
「ええ。その通りです」
坪野は穏やかな笑みを浮かべた。
「ですが、それ以上を説明する必要はもうないでしょう」
龍河は大きく息を吐いた。
「なるほど・・・」
しばらくの沈黙の後、龍河は坪野を真っ直ぐ見据える。
「つまり、お前たち天縁教団は白縫銚子さんを
イザナギとイザナミの荒魂を顕現させるための器
ナワバリ様にする為ここまで連れて来た
そういうことなんだな?」
坪野は迷いなく頷いた。
「その通りです」
そして、静かに両手を広げる。
「そして、その時はやって来る。今日
この日をもって、この日本という国は
終焉を迎え、新しく生まれ変わるのです」
その言葉に、信愛たちは息を呑んだ。
坪野は静かに笑う。
「つまり『転焉』ですよ」
信愛はその聞き慣れない言葉を繰り返す。
「て、転焉・・・」
すると、さくらが何かに気付いたように顔を上げた。
「ナワバリ様に二つの意味があったみたいに
教団の『天縁』にも、もう一つ意味があったってこと?」
坪野は満足そうに微笑む。
「察しがよろしいですね・・・一つは、天からの
導きが人と人との縁を育むという意味の『天縁』」
一拍置き、坪野はゆっくりと言葉を重ねる。
「そして、もう一つ・・・この国に
終焉をもたらし新しく生まれ変わらせる
つまり転生を意味する『転焉』」
朝陽はその言葉を噛みしめるように呟いた。
「天縁と・・・転焉」
すべての言葉が一本の線となって繋がった瞬間だった。