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キーンコーンカーンコーン
先生「よし、じゃあまた月曜!」
生徒たち「さようなら!!!」
すぐに帰りの支度を済ませた
月見「じゃあ音楽室に行こうか」
リリック「うん!」
3階音楽室
ガラッ!
光が差している、いつもの明るい教室だった
あの時のような暗さは全くなかった
月見「リリックちゃん……仮想世界の行き方、分かる?」
彼女は首を振った
そして遠い目で言った
「お兄ちゃんしか知らない……そもそも呪文自体知らないんだ…でも……入り口はここの部屋だよ。気配だけがするの……」
真凛「ゴリ押しとかで行けないの?」
リリックが真凛をみた
「できるかもしれない!!だってここの図書館に書いてあったんだもん!」
かずき「あ〜……あの嘘くさい小説か……あれって誰にも信じられてないものだけど、なんか鍵がかけてある場所にあったよな」
「その本盗もうよ!」
月見「ええ!?鍵かかってるよ!?」
「私の魔法で開けちゃうもんね!!」
彼女は走って図書館へ行った
「すご〜い、こんな所に資料室があるんだ……でもセキュリティがなってないね。この世界の設備はチョロいな〜……私が開けられるくらいだもん…行くよ?」
「ア○カム!」
ガチャ
リリック「開いたよ!」
彼女やアカシックの前では
この世界の防犯設備は意味がない
もはや無法地帯である
月見たちも中に入った
かずき「すげえ」
真凛「すごくいっぱい資料が詰め込まれているわ……これかな?あった!」
古い本を真凛は引っ張り出した
リリック「これだよコレ!55ページ!」
55ページを開いてみると
「仮想世界へ渡る方法②」
月見「本当だわ!リリックちゃんすごい!」
リリック「ふふん!まーね!」
かずき「内容は…うん、難しくもないかな。ただし、勇気がいる」
月見「どうするの?」
かずき「①渡る者たちの血を一滴ずつ用意する②その者たちの血を聖水に入れる③満月の夜に月の明かりに照らす④聖水が虹色に光り始めたら成功。後は強く念じるのみって書いてある」
月見「聖水はどうするの?」
リリック「聖水なら、神社で貰えるよ。血液も切り傷や擦り傷から出たもので大丈夫だよ」
かずき「満月は……今日だ!出発できるのは今日だ!今日を逃したら30日後になるぞ!」
リリック「できるだけ入り口に近い方がいいらしいよ!この教室は月光ってさすかな?……うん、この方向ならさすね」
月見「私聖水貰ってくる!」
リリック「月見ちゃんを手伝う!」