誕生日から一週間、12月に入り、本格的な冬がやってきた。布団から出るのが億劫になるほどの寒さで、晴れてもそこからなかなか気温は上がらない。吐く息は冷たい外気に白く溶けていく。
出勤するときにはコートにブーツ、マフラーに厚手のストッキングで完全防備をする。
モコモコ着膨れした私を見た大和さんは、雪だるまみたいだな、なんて楽しそうに笑っていた。雪だるまって……確かに最近少し太ったけど。
「っくしゅっ!」
「あら、雫大丈夫?」
受け持っていた仕事がひと段落して、休憩所で温かいミルクティーを飲む。私がクシャミをしてぶるりと震えたのを見て、あいちゃんは心配そうに私の額に手を当てた。
「熱はないわね」
「寒がりなの。早く冬終わらないかな、凍え死んじゃうよ~」
「まだ雪も降ってないのに、なに言ってるのよ」
あいちゃんは呆れ顔でクスリと笑った。あ、そういえば……。
「あいちゃん、この前***************
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