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二次会は、いよいよ、ほぼ若者の会。
仕事の関係で、披露宴には間に合わず、
二次会のみに来てくれる友人もいる。
初めて会う、洋平の友達もいるから楽しみだ。
一旦、控え室に戻り、腹ごしらえ。
やはり、新郎新婦は、ほとんどお料理を食べることが
出来ないから、部屋には、サンドイッチやフルーツ、
飲み物を用意してくださっていた。
「助かるね〜」
「うん、ほとんど食べられなかったもんなぁ」
衣装を脱ぎながら、洋平がパクパク
「ちょっと!そんな格好で…あははは」
パンツ1枚に、靴下は履いている
「美優も脱いだら?」
ドレスを脱いだ
「あ〜スッキリ〜」
「な、ラクだろう?」
「うん、でも、靴下は、おかしいわよ。」
「美優〜エロッ」
「また、そういうことを言う」
「だって…ふふ、それは…たまらん♡」
「あ!しまった」
ブルーのドレスが、肩紐なしだったから、
上は、紐なしブラ、下は、ガーターベルトを付けていた。
「あ〜また、すぐ着るから、我慢して〜」
「我慢出来るかなぁ?」
「なんの?」
「いや…♡」
「もう!食べよう」
「うん♡」
「違うわよ!」
「う、うん…」
「油断も隙もあったもんじゃない。あーフルーツ美味しい〜」
洋平の口にも入れてあげる
「う〜ん、美味っ!」
「ドラゴンフルーツかなぁ?」
「マンゴーも美味しい〜最高〜」
「洋平、ありがとうね」
「ん?いえいえ、こちらこそ、美優が泣かせるから…」
「また、洋平が先に泣いちゃうから、ビックリしたよ。アハッ」
「良い手紙だったよ。感動した。」
「旦那様、これからもよろしくお願いします♡」
「こちらこそ。美優〜♡おいで〜」
「ヤダ」
「なんで?」
「シャワー浴びて!」
「う〜ん、チューだけ」
グッと抱き寄せて、キスをした。
「マンゴー味?」
「うん、ふふ」
「シャワー浴びて、着替えないと…」
「じゃあ、一緒に入ろう♡」
「ヤダ」
「なんで!」
「顔がエロいから…」
「は?こんな顔だし…これが好きなんだろ?」
「ううん、そんな顔はイヤよ」
「どう違うんだよ」
「全然違うよ、ふふ」
「何、照れてるの?もういいから…」
グッと、また抱き寄せて、キスをする洋平
「照れてないし…」
「じゃあ、お風呂行こう♡」
そのまま、連れられ、一緒に入った。
背中を洗いっこして…
止まらない洋平は、キスをして、美優の体を洗いながら、ついでに胸を愛撫する
「ほら〜もう〜!」
「だって、俺の奥さん、エロいもん♡」
「エロくないし…もう、洗ってあがるよ」
「えー!」収集つかない自分の…を見る洋平
「もうヤダ〜」
さっさと美優は、上がり
そのまま置いてけぼりにされる
「虚しい…」
二次会用には、ウェディングドレスを購入した。
そのまま帰れるように…
ロングの物ではなく、ショート丈の物を…
洋平もそれに合わせて黒の燕尾服でキメた。
また、違う装いに皆んなを驚かせたい。
「うわ〜美優それも可愛い〜」
「良かった、これにして〜」
お風呂上がりの洋平は、なかなか服を着ようとしない
わざわざ美優に胸板を見せて、アピール!
胸を叩いてる
両手を広げて…おいで!のサイン
「懐かしいなぁ」
「お風呂入ったから…」
「ふふ」
洋平の胸元へ行く美優
「やっと来た〜」ぎゅーっと抱きしめる洋平
「う〜ん、良い匂い〜」
「もう、汗かいたら来てくれないし…」
「そんなことないよ。洋平の匂いは好きだよ」
「さっき、シャワー浴びてって…」
「だって…ずっと皆んなと一緒に居たから…色んな匂いが混ざってたもん、イヤだよ。」
「なんだ、そういうことか…もう嫌われたのかと思ったよ。」
「ううん」
チュッ
「美優〜♡大好き〜」
「キスだけだよ」
「うんうん♡」
熱〜いキスをするふたり
「もう用意しなきゃ、呼びに来られるよ」
「うん、そうだな」
そろそろ日が暮れ始め、ライトアップされた。
18時には真っ暗になっているだろう。
いざ、ガーデンパーティーへ
続々と集まって来てくださったゲストさんたち
テーブルには、キャンドルのライトがゆらゆらと揺らめいている
照明が落とされ、キャンドルの灯りだけになった
オープニング曲が流れ、いよいよ始まる
ガーデンに続く階段の上に、スポットライトがあたった!パッ‼︎
真っ黒な燕尾服を纏った洋平と
真っ白なウェディングドレスに包まれた美優が登場!
とても、カッコイイ〜カップルだ♡
大きな拍手で迎えられた。
一礼し、ゆっくりゆっくり洋平が美優をエスコートして、2人で階段を降りてくる
立食パーティー形式になっているので、
皆さまの横を挨拶しながら通り、
一番奥の席まで歩いた
そこからは、洋平の同期の高橋さんと、美優の同期の山本が楽しく司会をし、盛り上げてくれた。
「前から思ってたの、あの2人同じ匂いがするのよね〜」
「確かに息ピッタリ!あはは」
それは、それは盛り上げてくれました。
まずは…
私の友達、5人に手伝ってもらい、
洋平が目隠しをし、皆んなの手と握手をし、
私の手を当てる!というもの。
「これ、間違えると問題よね〜」
「えーヤバいなぁ〜」
「はい、もう美優さんの手を触ってはいけません。 洋平さん、目隠しを…」山本に止められる
そして、順に握手する
「ん?違うと思う」
「いや、違う」
「えー?似てるけど…」
「あれ?これも似てる」
「ん?分からなくなってきたけど…これかなぁ?」
「さあ、答えをどうぞ!」
「5番目」
「5番目でいいですか?」
「はい」
「これ、ハズしたら洋平くんは、今日、家には帰れないですね」と、高橋さん。
「え?」
「よろしいですか?」
「あ、はい…」
「では、もう一度5番目の方と握手して」
目隠しを外してください
「もう外してイイの?」
「はい、どうぞ!」
「え?」
「おいおい、それは俺の嫁だよ、洋平くん!」
「えー!うそ!ごめ〜ん」と、慌てて手を放す
「美優は?」
「あ、すみません、美優さんを入れるのを忘れてました」と、笑ってる高橋さん
「おーい!マジで焦った」
「ふふふふ」司会席の横で笑ってる美優
「美優さん、洋平さんを見てどうでしたか?」
「あんな顔をして、色んな女性の手を握ってるのですね〜イヤですね〜」
「あははは」
「美優〜!なんかちょっと違うなぁ〜って思ったんだよな」
「じゃあ、該当者無し!って答えなきゃ!」
「そうだ!そうだ‼︎」
「おい、高橋!」
「えー夫婦喧嘩が勃発しそうなので、違うクイズにしようと思います。」と山本
「次は、間違えられませんよ、洋平さん!
2人同時に紙に書いて回答していただきます。」
「1問目。初めてのチューは?いつ、どこで?」
「えー、恥ずかしい〜」
『残業後、付き合って初めて晩ご飯を一緒に食べに 行った帰り、家まで送ってもらった車の中で』
『付き合って数日後、残業してた美優を待って、一緒に晩ご飯を食べに行って、帰りに家まで送って、車の中で、つい』
「ついって何よ!」
「思わず!の間違いかなぁ?」
「もう、そんなのどっちでもいいってば…」
「じゃあ、仕方ない。正解○」
「良かったですね、洋平さん」
「あー良かった」
「ふふ」
「2問目。お互いの最初の印象はどうだったか?相手の気持ちを書いてくださいね」
『この人だれ?カッコイイ』
『可愛いなぁ』
「ハハ、よくもまあ、恥ずかし気もなく書きますね〜」
「書けって言うから。ハハッ」「ハハハ」
「これは?お互いあってますか?」
「はい。」「ハイ」
「それでは、次、難問です。初めてのデートは、どこ?」
「え?さっきのご飯は、のぞく?」
「はい、ファーストキスの日、以外で!」
「え?ヤバッ」
「えー?」
『ドライブ?』
『覚えてません。』
「あー残念!どっちもどっちですね。不正解×」
「えー?ドライブじゃない?」
「えー?そうかもしれないなあ、もう8年も前だから…忘れてるよ。」
「そのようですね。」
「じゃあ、反省し、皆んなの前で、今後は仲良くする為に、誓いのキスをしてください」
「えー‼︎」
「なんでよ!」
「それは、仕方ないよな、美優」
「もう、なんで《《やる気》》になってるのよ」
「仕方なくだよ、仕方なくな!」
「それでは、皆様、写真撮影の準備はいいですか?」
「えー?ちょっと…」
「マジか?」
「もう、恥ずかしい〜変なことしないでよ」
「変なことって何?頑張ります!」
「もう、ヤダ〜、何頑張るって…もう〜ふふふふ」
「美優〜ちゃんとしよう!な!」
「ふふふふ、顔が怖い〜」
「美優さん、ちゃんとしてくださいよ」
「ふふふふ、分かりました。はい、ふふふふ」
「美優!」
「はい、ふふふふ」
「では、どうぞ〜」
洋平が思いきり美優の顔を持ち唇にきた!
「もう!」
「すみません、もう一度、やり直し。」
「え?」
「洋平さん、手が邪魔で見えないです。」
「あ、すみません。じゃあ、手は無しで」
「はい、どうぞ〜」
次は、真面目にキスをした
「シャボン玉に囲まれて、とても綺麗です。絵になりますね〜」
パチパチ、パチパチ
「もう、恥ずかしい〜」
「ありがとうございました〜
それでは、しばしご歓談くださいませ。」
美味しそうなシェフの料理やデザートが並び
とても美味しそうだった。
友達とおしゃべりしながら、美優もデザートをもらった。楽しいひとときだ。
懐かしい友達たちと久しぶりに会話し、嬉しかった。
お互い友達と盛り上がった。
しばらくすると、洋平に呼ばれ、学生の頃の友達を紹介する!と…
まずは、大学時代の友達たち
「あ、クルーザーの…」
「そうそう。岡田、宮本、橘、横野」
「はじめまして〜クルーザーに乗せていただきありがとうございました。」
「あーいえ、洋平なかなか乗る機会がなくなって、残念でしたから。」
「いや〜こんな綺麗な奥さんをゲットして、ホント羨ましいです。」
「そりゃあ、早く会わせたいって言うわけですよ。」
「え?そんなこと言ってたの?」
「うん」
「ずっと言ってたんですよ。また、フットサルしようって言ってるので、ぜひ観に来てください。」
「ありがとうございます。」
「奥さん、元サッカー部のマネージャーだから、試合内容には厳しいぞ!」
「あ、そうなんだ。じゃあ真面目にやらないと…ハハ」
「いえいえ、ぜひ観戦させてください。楽しいゲームを期待しています。」
「嬉しいなぁ〜こんな美人なマネージャーが居たら…」
「おいおい、妻子持ちだからな!」
「洋平!羨ましいぞ!」
「ふふっ」
「道理で俺たちと遊ばなくなったわけだ。」
「いや、海外赴任になったからだよ」
「その前から遊んでくれなかったけど…?」
「あ、じゃあ、美優だな、ハハ」
「まあ、良かったな洋平。幸せそうで…」
「おーサンキュー」
「この〜この〜」
洋平は、童心に帰り騒いでる。楽しそうだ。
たっぷりアルコールを浴びるように飲まされている
ようやく、またこんな日常が戻ったのだと嬉しくなった。
この後、高校生の頃の友達も紹介された。
「洋平、大丈夫?」
「うん、いつもあんな感じだったからな。
久しぶりに楽しいなぁ」
「なら、良かった」
「おー!田中〜次は、高校の時の…」
「うん」
洋平が私に、ずっと紹介したかった友人たちだから… 私も嬉しいよ。
「コイツが田中だよ、例の写真の時の発案者、
田中のせいで、俺たちはあんな格好で写真を撮ることになったんだよな」
「あ、はじめまして、田中と申します。」
「はじめまして、美優です。」
「ひゃあ〜こんな綺麗な方に、あんな写真を見られたかと思うと、ホントにお恥ずかしいです。」
「お前のせいで、俺は違う写真を隠したって美優に疑われたんだからな〜」
「あははは、そうでしたか…すみません。残念ながら、あんなバカなことをしてた俺たちに、女っ気は、全くなかったので、ご安心ください」
「まったく…な、バカばっかりだろう?」
「ふふふふ、楽しそうね」
あの写真を思い出し、『このメンバーか…』と、 また、笑ってしまった。
ホントにおバカだなぁ〜
私の友達も洋平を紹介して!と、うるさくなってきたので、紹介しようと思うが、大丈夫かなぁ?
「洋平!酔ってる?しっかりしてよ!」
「大丈夫だよ、俺はいつもしっかりしてる!」
と、言いながら、美優にキスしようとしてる
「ちょっと!バカ!ダメだよ。洋平‼︎」
「あ、ハイ。すみません、目が覚めました。」
「寝かけてたんかい!もう〜」
「そんなに飲んでないんだけどなあ〜」
「飲んでるよ。」
「大丈夫!紹介して〜美人さんたちを…」
「だから、目が覚めたのね…」
「うん♡」
「はじめまして〜」
「美優〜」
「ごめんね〜遅くなって〜」
「会いたかったよ〜」と、抱き合う
「中学からの付き合いの美香、高校からの付き合いの よっちゃんと、かなちゃんと、まき」
「はじめまして、洋平です。お会いできて光栄です。皆さん美人さんですね。」
「うわ〜お上手ですね〜」
「いえいえ本心です。」
「ごめんね、もうかなり飲んでるの」
「そうだよね、主役だからね〜」
「しかし、イケメンですね」
「いや〜それほどでも…」
ようやくパチッと目が覚めた様子の洋平
「美優、ホント美男美女で素敵〜♡
ここちゃんもめっちゃ可愛いくて…いっぱい写真撮らせてもらったわよ。写真集にして、送るわね」
「うわ〜ありがとう♡」
「ありがとうございます。」
「また、ゆっくり時間ができたら、遊びに来てね」
「うんうん、行く〜ありがとう」
「ありがとうね〜じゃあまたね〜」
「ありがとうございました。どうぞごゆっくりお寛ぎくださいませ。」
「大丈夫?」
「うん、もう大丈夫!」
「次は、短大の頃の友達」
「おー」
「久しぶり〜!うわー皆んな元気そうで良かった〜」
「はじめまして〜」
「あ、はじめまして〜」
「美優、幸せそうで良かった。めっちゃ綺麗〜」
「ありがとう〜皆んなも綺麗だよ〜変わらないね。」
「こんなカッコイイ旦那様、羨ましいよ〜」
「ふふ、今、すっごく酔ってるけど、ごめんね。」
「大丈夫だよ。皆さんが美人なのは、ちゃんと分かってますから…」
「あ、じゃあ大丈夫だよね、あははは」
「あははは、さすがです!いや、ホントに皆さんお綺麗で…もし良かったら、そこら辺に居る俺の友達、1人ずつお持ち帰りくださいませ。」
「あははは、どれにしようかなあ?」
「あ、山本なんかちょうどイイんじゃない?
合いそうだよね」
「あははは、山本?ってあの司会の?」
「うん、会社の同僚、洋平の部下なの」
「まあ、楽しそうだけど…良かったら、遊んでやって!イイ奴なんだけど、彼女出来なくて…」
「そうなんだ。喋ろうかなぁ〜」
「どうぞ、どうぞ、おーい山本〜」と、山本を呼ぶ 洋平。
「ご指名だ!楽しめ♡」
「え?マジっすか?ありがとうございます。」
「ふふふふ、じゃあ、よろしくね〜
ありがとう!またね〜」
「またね〜」
「美優、ちょっと《《たんま》》…」
「ん?大丈夫?トイレ行く?」
「うん、連れてって」
「え?私一緒に入れないわよ。
誰かに頼もうか?」
「ううん、美優と2人になりたい!」
「ん?なんで?」
トイレの前まで行き、待つ
「洋平、大丈夫?」
「うん」
しばらくして出て来た
「良かった。倒れるんじゃないかと思った。」
「もう、限界だよ〜」
そう言って、美優にキスをした
「え?何?」
「美優〜愛してる♡」チュッ
「何よ、こんなところで、急に…誰かに見られたら…ん、」
チューッチュッ
「どうしたの?早く抱きたいのに、皆んなが居るから…」
「何言ってるの?披露宴と二次会だよ、私たちの…」
「分かってるけど…」
どうも酔うと特にキス魔になる
「分かったから、戻ろう!皆んなが探しに来るわよ」
チューッ、チュッ止まらない
「う、ん…」
「愛してる、美優」
「うん、私も愛してるよ、洋平チュッ」
「あー♡美優ちゃ〜ん」
「ダメだこりゃ。行くよ」
「もっと〜もう一回♡」
「シー!仕方ないなぁ〜」
エロ〜く、優しく、濃い〜キスをしてあげた♡
「美優〜♡」
「あとは、帰ってからね♡」
「うん♡」
『あーもう!なんかおかしくない?
まったく…でも、可愛いからイイや』
「ヤダ〜洋平、目が♡」
「ウットリ〜」
「もう、しっかりしてよ、お願い♡」
「うん、美優のために頑張る♡」
『はい、はい、簡単だな』
まだまだ、夜は長そうだ
そして、最後は会社の同僚たち
お互いの同期たちとの再会
もう、ヘロヘロになってる洋平を見て、
「洋平、大丈夫か〜?」と言いながら、笑ってる。
そういう皆んなも結構、呑んでるようで、
何を言ってるのか?分からない人も…
このコロナ禍で、自粛生活だったから、
皆んなお酒が弱くなっている。
「ハハハハ」
「もう何を言っても面白いらしい」
それを見て、私たちもつられて笑う
「良かったなぁ、洋平〜おめでとう!」
洋平の同期の高橋さん
「もう何回目?」と、
私の同期の奥さんである夏希ちゃん
クルーザー以来の再会。
「ふふふ」
高橋さんは、無事に転勤で大阪から東京に
帰って来たので、なっちゃんとは時々、連絡してる。
葵ちゃんも娘ちゃんを預けて、披露宴から出席してくれている。
藤沢さんも珍しく、たくさん呑んでいるようで、
いつもより明るくて、皆んな笑ってる。
「今日は、皆んなでここに泊まるか?」
と高橋さん
「もう何言ってるのよ」と、なっちゃんに怒られる
高橋さんが、司会を忘れ、ベロベロなので
「では…」と、山本が宴を締めてくれる。
「えー皆様、楽しいお時間を過ごして参りましたが、そろそろ、お開きの時間が迫ってまいりました。
最後は、新郎の洋平さんからご挨拶がございます。
洋平さん、相当呑んでおりましたが、大丈夫でしょうか?」
「洋平!大丈夫?」
「うん、大丈夫!最後ぐらいビシッと決める!」
「頑張って〜」
「うん♡」
『大丈夫かなぁ?』
「本日は、私たちの為に、お集まりいただきまして、誠にありがとうございました。大変嬉しく、つい呑み過ぎてしまいましたが…」
笑いが起きる
「こういうご時世ですので、しばらく披露宴が出来ない状況でした。
ようやく落ちつき、皆様にお会い出来ることが出来、嬉しさでいっぱいでございます。
こんな立派な二次会まで開いていただき、本当にありがとうございました。楽しいひとときを過ごすことができました。
準備していただいた皆様、ご出席いただいた皆様にお礼申し上げます。
ありがとうございました。
まだまだ、未熟な2人ですが、力を合わせて、幸せな家庭を築いて参ります。
ご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願い致します。 本日は、誠にありがとうございました。」
『洋平!カッコイイ〜♡』
「やる時は、やる!」
「完璧ね」
「ふふ」
「それでは、皆様これを持ちまして、お開きとなります。ありがとうございました。」
パチパチ パチパチ
「山本ありがとうね〜」
「おー!」
「完璧だったよ。ありがとうな!高橋が途中脱落だから、ごめんな」
「いえいえ、出来て良かったです。」
「ありがとう〜」
皆んなにお礼を言って、最後まで見送った。
そして、ようやく2人に…
「お疲れ様〜」
「お疲れ〜」
ハグ で、止まらない洋平…
「キスだけね」
「えー」
「だって、もうこの部屋を出ないと…」
「う〜ん」
「ここちゃん待ってるから帰るよ」
今日ぐらい2人で泊まりたいところだけど…
ここちゃんが待ってるし…
運転代行を頼んで、実家に寄ってもらってから、 帰宅した。
ここちゃんは、おねむ…
そのまま、連れて帰り、寝かせた。
帰ってすぐにお風呂の用意。
「洋平!寝ちゃダメよ。お風呂入って〜」
「あーもう半分寝てる。仕方ない、起こすか…」
チュッチュッ
「う〜ん、美優ちゃ〜ん♡」
「起きた?」
「うん♡」
「お風呂入るよ」
「うんうん、入る♡」
「1人じゃ危ない?」
「うん、一緒に入ろう♡」
「仕方ないか…」
「うん、美優ちゃ〜ん♡」
「しーっ!声が大きいよ、ここちゃん寝てるからね」
「分かった!」
『あー大きな赤ちゃん…大変だ』
「うわ、美優〜エロッ」
「あ、はいはい!デジャヴ?さっきも見たでしょう?」
「あ、そうか…随分前みたい。お風呂、お風呂」
「酔ってるね〜」
「酔ってないよ」
「うん、そうね〜はいはい。身体洗うよ。」
「あー気持ちいい〜」
「ふふ、もうホントに酔うと困るわね〜」
「美優も洗ってあげる」
「うん、じゃあ背中だけお願いね」
「うん♡」と、言いながら、全部洗う洋平
「あ、もういいよ、ありがとう」
「ダメ!」洗ってるんだか…触ってるんだか…
「ありがとう。もうお終い!眠いでしょう?」
「う〜ん、眠くないよ」
『まるで子ども…』
「はいはい、上がるよう〜」
先に自分を拭いて…
「はい、洋平、立って!」
身体を拭いて、パンツを履かせて、パジャマを着せる。ドライヤーで、サッと髪を乾かし、
寝室へ連れて行った。
ベッドに寝かせて…
「はあ、疲れた!」
バスタオルを巻いたままだったから、ようやく、服を着て、ドライヤーをする。
いつもなら、バスタオルのままの姿を見たら、
きっと、何もしないわけがない洋平。
相当、酔ってる。
ちょっと、リビングでゆっくり…
『楽しかったなぁ〜』
歯を磨いて…
さあ、私もそろそろ寝よう。
洋平は、明日、1日休みを取っている。
『本当なら新婚旅行とか行けたのになぁ〜
結婚式の後も、どこへも行けなかったもんなぁ
どこか行きたいなぁ〜』
ようやく、寝室へ
洋平、爆睡。
「おやすみ」
洋平は、朝早く起きたらしく…
「あ!」
「何?」
「美優〜ごめ〜ん寝ちゃった〜」
「うん、だいぶ酔ってたからね」
「ごめ〜ん」
「何が?」
「ラブラブしたかったのに…」
「ふふ、何言ってるのよ。お風呂入れるのも大変だったんだから…」
「あ、洗ってくれたの?」
「覚えてないのね?」
「うん、ごめんね」
「いいよ、謝らなくても…」
「美優〜♡」
「何〜?」
サワサワ、カラダを触る洋平
「う〜ん、まだ眠い〜」
ガチっと抱きついて、何も出来なくした美優
美優から抱きつかれたら、おとなしくする洋平。 の、はずが…
今朝は、「昨日から我慢してるんだから…」と、 止まらないご様子
眠い美優の事なんてお構いなし…
「いただきま〜す♡」
「う〜ん…」
一通り堪能し、「美優〜♡イイ〜?」
「散々、遊んでたくせに…」
チュッ
朝から襲われた…
「もう1回…」
「え?また?もうちょっと待ってね」
「違うわよ、おやすみ〜」
「あ、寝るのね…おやすみ〜」
ガチっと、美優に抱きつかれる
「美優〜大好き♡」チュッ
「うん…」
「もう寝てる。可愛い〜ごめんな先に寝ちゃって…」
「今日は、休みだし、いっぱいラブラブしような♡」