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「あ…え?」やっと声に出た第一声はこのたったの2文字であった…
そして彼女は私の方を見てニコッと笑いそしてこう言った…
「さようなら小さい”アップルちゃん“、そして私達…”フルーツガールズ“をこの腐った世から解き放ってきて…」
…やめろ
「あなたは最後の希望だよ…」
…やめろやめろやめろぉぉぉぉ!
そして私の視線の先にはとても美しく…儚げな血飛沫が飛び散っていた…
これが命の恩人の彼女との最後の別れとなった…
研究所と思われる所の外は闇一色に染まっていた
それは群青色と黒を混ぜたいかにも禍々しい夜というものであった
そして私はその闇の世界を遮るかの如く光り輝く鉄の集まりのような所を訪れていた
私はただただ歩いていた…そして沢山の人間がそこにはいた…
人は私を見て不気味がり、離れていった…
「何あの子…髪が赤い…」
「親はいないのか…?」
と言う声でいっぱいだった…私はこの大人数に囲まれて慌てた…
何せ行くところというものがわからないからだ…
どうしたものかと思ったら、目の前に眼鏡のかけた女の人を目の当たりにした。
「どうしたの?親は?」と小声で尋ねる彼女
私はその回答に首を横に振るう、すると彼女は
「そっか…」と再び小声で言うと。
「この子の親は私です…さ、行くよ」と、言われ私は彼女の手に連れてかれた…
そこから私の人生という物が始まった…