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ベッドに両腕をついて、充が体を支えている。肩で息をし、瞳を潤ませる顔が可愛くてしょうがない。
「充、充…… 」
名前を呼び、赤くなっている頬にそっと手を添えて充の唇に唇を重ねた。そして、緩く開かれた口の隙間に舌を忍ばせる。「んっ」と甘い吐息をもらしながら、充は口付けに応えてくれた。互いの舌が絡み、唾液が混じって顎へと伝い落ちる。柔らかな舌を軽く甘噛みすると、充がビクッと肩を震わせた。
キスをしつつ、充の制服に手を伸ばして脱がせていく。学ランタイプの上着、ワイシャツとボタンを外し、脱がせた服は床へと投げた。ズボンのベルトも外して抜き取ると、ボタンやファスナーを下ろしていく。それにより見えたボクサーパンツ越しの充の陰茎部はこれでもかという程に自己主張をし、切っ先辺りからは先走りの蜜が染み出していた。
ベッドから降りて床に膝をついて座り、充のパンツと制服のズボンをも脱がせていく。靴下だけの姿になった充が頰や耳を真っ赤にしてプイッと俺から顔を逸らしたが、逃げたりはしなかった。
ヒクヒクと震え、蜜が滴り落ちるモノを前にして、俺はゴクッと唾を飲み込んだ。舌を出し、充の怒張する陰茎部を口の中にゆっくり入れていく。切っ先が上顎に擦れ、ちょっと気持ちいい。
「きよ…… ちょ、待て。返事も聞いてないのに…… 先走んな、よ…… あぁっ」
快楽で充の声が震え、『待て』と言う割には腰が緩やかに動いている。もっと深く咥えて欲しいと訴えているみたいだ。
根元を指で擦りつつ、より深く口の中へ充の陰茎を押し込んでいく。舌先を器用に動かしつつ、出し入れする様に頭も動かす。手と頭を相反する方向へ動かしていくと、充のモノが容易く弾けた。
喉の奥に白濁液の苦味が広がり、一気にソレを吞み下す。ぬるっとしてとても温かく、充から出た液体を手に入れた満足感で心が満たされる。
「…… だから、何で毎度毎度そんなもん飲むかなぁ!」
口内からずるりと果てたモノを抜き出し、切っ先に軽くキスをする。他の男のモノに何か、想像するだけでも拷問に等しく思えて死んでも御免だが、充のモノであるというだけで愛らしさすら感じる。
「充のだし、飲むだろ」
サラッと俺が答えると、『全く理解出来ん!』と言いたげな顔を向けられた。
そんな充を俺のベッドに押し倒し、上から覆い被さる。 キスをしたい心境ではあるのだが、口の中が苦いと渋い顔をされてしまうので頰に口付ける程度に留めた。小鳥の啄ばみみたいに、軽いキスを何度も繰り返す。同時に耳を指先で撫で、耳の穴に軽く指を入れると充の肩がビクッと跳ねた。
顎を撫で、うなじや胸にそぉと指を這わせていく。その度にいちいち反応を返してくれて嬉しさからにやけてしまった。
「そんなに気持ちいいのか?ホント、充は可愛いな」
「お前の触り方がエロいんだよ!」
目元を腕で隠し、充が叫んだ。
「気持ちよくなってもらえているなら何よりだ。男冥利に尽きるよな」
口元を緩ませたまま、充の胸の尖りをピンッと弾く。「んあぁ!」と嬌声をあげる姿に満足すると、右胸の先っぽを口に含んでチュッと強く吸い、左胸の先は指で摘み軽く引っ張る。
「ひぅっ…… んんっ、やめ!あぁぁぁっ」
甘い声が出るのを必死に耐える充のモノがまた硬さを取り戻し、俺の体に触れた。滴れる蜜で俺の制服にシミが出来たが、離れる気にはなれない。
高熱が出たみたいに熱い充の体からは汗が吹き出て、しっとりとしている。その熱に引っ張られ、俺もひどく体温が上がってきた。上半身を起こし、制服の上着とワイシャツも脱ぎ捨てる。 上半身が裸になると、充の視線に気が付いた。
「…… 俺の裸何か見ても、楽しく無いだろ?」
「それは俺の台詞だ。見るならダントツで清一の裸だろ」
俺の方へ手が伸びてきて腹筋に触れられる。そのせいで全身に力が入り、より溝の深くなった窪みを、充が熱っぽい眼差しを向けながらゆっくりなぞってきた。
くすぐったい筈なのに、腹の奥が疼く感じがする。充に触れてもらえているというだけで陰茎が質量をグンッと増し、着衣の中で窮屈さに不満を訴えている。ベルトを外し、俺は大急ぎでズボンを脱ぎ捨てた。
「…… 相変わらずムカつくな」
「何で⁈」
俺の股間を凝視する充に文句を言われたが、何が不満かわからない。
人差指でツッとなぞられ、心地よさに顔が蕩ける。
「…… したい、か?最後まで」
充の発言が耳に届き、真顔になってしまった。
(…… 最後までって、最後、えっと…… それだと自慰の延長とやらじゃ無くなるけど、充はそれでもいいのか?)
「そりゃ…… したいけど、いいのか?」
こくっと照れながら頷く充を見た瞬間、プツンッと、自制心や理性といった類のモノを細々と繋ぎとめていた糸が切れた音がした。心臓がどんどん早くなり、呼吸が乱れ、充の方へ伸ばす手が震える。充の腰を掴むと、力任せに彼の体を横向きにさせた。
ベッドの下から箱を引っ張り出し、中からコンドームと潤滑剤のジェルを取り出して無造作に置く。
容器の中からジェルを掌に出し、手の中で温めると、俺は充の双丘の間にぬるつく指を当てた。許可したもののやはり怖いのか、充の体に力が入る。体が丸まっており、シーツをギュッと掴んだ。
「口で息をして、ゆっくり…… ゆっくり…… そうだ、続けて」
強く閉ざされた充の蕾をジェルのついた指でくるくると撫でながら、ほぐしていく。無理に指を入れて切れても怖いし、時間をかけて、ジェルを足しつつじっくりと緩んでいくのを待った。