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中学二年生・仮名:Mさん
学校では友達と話して笑っているのに、
帰り道になると急に心がしずんでしまいます。
理由はわからないけど、楽しかったはずなのに
「なんでこんなにさみしいんだろう」って思ってしまいます。
遥
「……その感じ、オレもあった。
みんなといるときは楽しいのに、
家に近づくにつれて胸が重くなる。
“何が足りないんだろ”って考えても答えが出ないんだよな」
蓮司
「笑ってる時間と、ひとりで歩く時間って
心のスイッチが違うんだよ。
ひとりになると、楽しかったぶん
静けさが急に強く感じられて、さみしくなる。
それって“変”じゃない」
日下部
「……Mさんはちゃんと“楽しい”を感じられてるから、
その後の空白が余計にさみしく映るんだと思う。
自分が悪いわけじゃないし、
その気持ちは大切な感覚だよ」
遥
「オレはそんな時、
音楽を聴きながら空を見上げたりしてた。
“さみしい”を消そうとしないで、
そのまま流してみるだけでも少し楽になる」
蓮司
「うん。
あとは“楽しかった時間”を
ちょっとだけ振り返ってみるのもいい。
“今日あんな話したな”って思い出すだけで
さみしさがあたたかさに変わることもある」
日下部
「……さみしさは、
心がちゃんと動いている証拠。
その揺れを持っているMさんは、
きっと誰かと深くつながれる人だと思う」
🗝 三人からのことば
遥
「さみしさは悪者じゃない。
“楽しかった”って気持ちがあった証拠だ」
蓮司
「ひとりの時間に感じる空白も、
心がリセットする大切な時間」
日下部
「その揺れる気持ちは、
Mさんの心が豊かな証。
無理に消さずに、そっと抱えていい」