「今日は、少し話したくなって電話かけてみたんだ。急にごめんね」
「ううん……」
「古賀さんみたいないい人がいて、不倫する奴の気が知れないよ……。俺だったら――」
「……?」
吉岡くんが電話の向こうで、何か言ってるみたいだけど、はっきりとは聞こえなくて――。
「ごめん……吉岡くん、今なんか言った?」
「ううん、何も言ってないよ。でも、今回のことであまり宮原くんに肩入れしたり、同情はしないでいいと思うよ。自業自得だから」
「それは……うん、そうだね……」
吉岡くんの言ってることも分かる。不特定多数いるような居酒屋で、しかも大声で仕事の愚痴を言って暴れてたんだから、これは完全に章くんの失態だ。
(だめだ……気をつけないと。***************
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