2030年、他国の人口爆発に反比例して日本の人口は衰退を辿る一方だった。政府はこの事態を解決すべく、ひとつの法を推奨した。それが[一夫多妻制法]である。内容をざっくりと説明すると、男女問わず妻、もしくは夫を年収に応じて最大4人まで持つことが出来るということだ。さらに、30歳を越えてなお同伴者がいない場合は、身分証明書に新たに[社会不適合者]という肩書きが追加される。この法に最初は反対する者が多かったが、新たに同伴者の数が2人を超えた場合多額の社会保障費が支払われる追加条件が付けられ大半の者はこれを受けいれた。だが、様々な人間関係によりこの政策は行き詰まり失敗に終わった。これから、この中の一部の人間達の話をしていきたいと思う。
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!