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小次郎は表情を崩し、心底驚いた表情で固まっている。数秒後、カウンターの中から身を乗り出し、俺の肩をがっしりと掴むとギリギリと力を込め、めいいっぱいの笑顔で毒を吐いた。しかし目は笑っていない。
余談だが、小次郎は怒ると手がつけられない。相手が誰だろうが心を折るまで正論を突き付け、足元を掬い、完膚なきまでに叩き潰す。
「場合によっては、殴るだけじゃ済まさないからね」
小次郎がブチ切れるのも分かる、こいつは雫を可愛がってるから……。普段なら俺も言い返すが今回はそんな気力もない。
「……覚えてねぇんだよ」
「……は?」
「俺、昨日忘年会だっただろ?雫のところに押しかけたことさえ覚えてなかったんだ」
「……なーんだ、そういうことっ…… ?」
「そういうことってなんだよ!」
小次郎は心底安心したように俺の肩を離し、カウンターに突っ伏す。なんなんだコイツは……!
「大丈夫大丈夫。例え************
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