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こんちゃ
多分色んな子出ます…多分…
彼が居なくなった。
そのニュースは瞬く間に孤児院内に広まっていった。
その騒ぎも収まらないうちに彼女は「あること」を疑った
「彼は居なくなったのではなく、死んだのかもしれない」
と。
その噂は444を中心に広がりはじめた。
無論そんな荒唐無稽な話、孤児院側に取り合って貰える筈もなく、この噂は自然と消えていった。
だが、彼女はまだ諦めてはいなかった。
彼が居なくなるなんて絶対に無いと思ったからだ
何故思ったのかは分からないが、絶対に無い、と思ったのだ。
444「絶対に違うのに…」
「なにしてんの?」
444「!?だ、れ?」
「なんか落ち込んでるね!大丈夫?」
444「いや、あの、」
「医務室連れて行ってあげようか?」
444「あ、大丈夫、」
444(無視…)
「大丈夫?分かった!」
444(聞いてはいるんだ…)
「じゃあ一緒に本読む?」
444「あ、いやまず自己紹介を…」
「そうかトランプする?あ、した事ある?」
444「自己紹介を…」
444(ああ、もうなんか、無理かもしれないな)
そんな風に諦めかけていると、
「あのねぇその子が困ってるのわかんないの?」
444(マジか、神様だわ)
「あ、きゅーちゃん!」
きゅーちゃん「その名前で呼ぶな!忌々しい…」
444「???」
「え、いいじゃん、可愛いよ?」
444「???」
きゅーちゃん「可愛いとかそういう問題ではない…」
444「え、あのー」
きゅーちゃん「あ?なんだ?」
444「…あの方とあなたの関係って…」
きゅーちゃん「関係?あー、まあ知り合い?」
「知り合いじゃない!友達でしょ!!!」
きゅーちゃん「そんな関係になった覚えはない!」
「え…違うでしょ?」
きゅーちゃん「忘れたのか?『とと』、お前とは友達にはならんって言った筈だぞ」
とと「ゑ」
きゅーちゃん「これだから困る…」
やれやれと言った風に頭を抱える『きゅーちゃん』、と呼ばれた人物、そして『とと』、と呼ばれた人物…
444「え、この状況は…?この人の名前…」
444(完全に2人の世界にいってる…)
そんな風に戸惑っていると、
きゅーちゃん「あ、すまん、また置いて行ってしまったな、」
444「あ、大丈夫、ちなみにそっちの方は…?」
きゅーちゃん「あー、こいつは7020、自称、『とと』だ。」
444「あー…あ?」
きゅーちゃん「納得してない顔だな、まあととはそういう奴だ。ちなみに『きゅーちゃん』と言うクソダサい名前はととのせいだ、本名は999だ」
とと「ダサくないもん!可愛いもん!」
999「と、まあこんな感じだ。」
444「なる、ほど?」
999「まあ、これも何かの縁だ。よろしくな」
とと「よろー!あ!タメでいいよ!!!」
444「よろしく……お願いし、ます」
はいあんまり出なかったね✩
口調合ってる?
合ってなかったらじゃんじゃん指摘してくださいね!?
それではばいちゃ
コメント
3件
嬉しいです! 続きが楽しみです!