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怖いけど気になるし、読むと面白い。神作!!
・親友
中学時代からの親友が俺には5人いる。
高校や大学が別々になっても、就職で住む場所が遠くなっても、年に1度は必ず会っていたのだが、今年、1人が事故で亡くなった。
葬式で会った仲間たちと、思い出の地で亡き友を語ろうという話になった。
行き先は、2つに絞られたものの、どちらにするかは投になった。
「うわ、引き分けじゃん」
「同票かよ。もう2ヶ所に行くしかないな」
俺たちは、友を想い、旅を計画した。
説明
語り手には親友が5人いる。
そのうちの1人が亡くなったということは、語り手を含めて仲間は5人。
多数決で思い出の地の行き先を決めるのにしても、引き分けはありえない。
1人増えたのか、それとも1人減ったのか……
どちらにしても、不可解極まりないことには変わりはない。