コメント
1件
※この物語はフィクションです。
実在の人物及び団体、事件などとは一切関係ありません。
〈File51:遠いまなざし〉
ちょっと休憩、と社長が席を立ったのは、カグヤとケントが出発してから1時間と少し経ったころだった。
2人は今頃、依頼人と落ち合っている頃合いだろう。
「智世くーん、なんか収穫あったー?」
マグカップを片手に、社長が俺の後ろに立つ。
「失踪した彼、最近はこれといってネット上のトラブルはないようです。やらせ企画で炎上したのは去年ですが、炎上といっても大きなトラブルにはなっていません。簡単な謝罪動画を上げ、ほとぼりが冷めた頃を見計らって活動を再開しています」
炎上したやらせ企画動画は既に削除されていたため、SNSを遡って概要を掴んだ。
動画は大雑把に言えば、廃屋に閉じ込められて出られなくなるというものだった。
その頃は行き先を公表しており、付近に住んで*****
************
*****************
*******************
**********
**********
****************************
**********************