二人はドアを開けてなだれ込むように部屋に入った。
井上は我慢出来ず、その場で恵子を壁に押し付けキスをする。
チュッ クチュッ チュッ
部屋の入口でリップ音が響き渡る。
そこで二人の興奮は更に高まる。
「んっっ……はぁっっ……」
息も出来ない程激しく攻められ、思わず恵子の口から声が漏れる。
恵子に身体を押し付けている井上は、既に硬くなっていた。
(ああ、すごい…)
井上の情熱を感じた恵子は興奮している。
こらえきれなくなった井上は、恵子のワンピースのファスナーを下ろし始めた。
それに気付いた恵子が慌てて言う。
「ちょ、ちょっと井上君、ここではダメ……」
恵子が言い終わらないうちに、井上の唇が言葉を封じ込める。
その瞬間、恵子のワンピースがするりと下へ落ちた。
下着だけの姿になった恵子は、慌てて胸の前で両腕をクロスする。
すると今度は井上が服を脱ぎ始めた。
シャツを脱ぎ捨てた瞬間、井上の厚い胸板が目に入った。
(逞しい……)
恵子はさらに興奮する。
その時、突然恵子の身体がふわりと浮かんだ。
「あっ!」
バランスを崩した恵子は井上の首にすがりつく。
恵子は井上にあっさりと抱き上げられていた。
「恵子さんは軽いっすね……」
「え? これって?」
「はい……お姫様抱っこですよ」
井上はニコニコしながらベッドへ向かった。
恵子はこれまでお姫様抱っこをしてもらった経験がなかった。
まさかこの歳で経験出来るとは思ってもいなかったので、感激していた。
井上は恵子をベッドへ下ろすと、すぐに覆いかぶさる。
そこからの井上は凄かった。
パワー溢れる井上のテクニックは、信じられない程気持ちが良かった。
次々と押し寄せる大きな快感に、恵子は喘ぎっぱなしで声が枯れてしまいそうだ。
「あぁっっ……井上く…んっ……凄いっ、凄いわっ……はぁんっっ」
「恵子さんすごいっす…………あぁ美し過ぎて俺、全部舐め回したいっす……」
井上は両手で柔らかな乳房を揉みしだいたかと思うと、硬くなった乳首を指でクリクリと弄り口でチュパッと吸い上げる。
そして舌先でチロチロと転がしたかと思うと、また手のひらで揉みしだいていく。
その繊細かつ刺激的な愛撫に、恵子はよがりながら喘ぐ。
「あぁんっっ……はぁっっ……あんっっ」
いつの間にか恵子の脚は大きく開かれ、片足が井上の肩に乗っていた。
恵子の潤んだ秘部に井上の硬いものがグリグリと押し付けられる。その度に恵子が切ない声を上げる。
「あぁーーーっ……あぁん」
あまりの快感に、恵子の意識は朦朧としていた。
そこで井上は肩に乗せていた恵子の足を一旦下ろすと、下着を剥ぎ取ってから足を大きく開いた。
そしてそこへ顔を埋める。
その瞬間、恵子の身体がビクンッと跳ねる。
「……あっ……駄目……」
「恵子さん、ここ凄い事になってます……」
「い、言わないでっ……あぁんっ……そこは駄目っ、激しくしないで……あんっイッちゃうっ……あぁーっっ」
「イッて下さい….何度でも……ああ、たまらないっす……」
井上はさらに激しく秘部に吸い付く。
チュパチュパジュルチュルッ
すると突然恵子は大きくのけぞり大きな声で叫んだ。
「あぁーーーーっっ」
恵子は井上の口であっという間にイってしまった。
恵子がぐったりしている間、井上は下着を脱ぎ捨てると服のポケットから避妊具を取り出し素早く着ける。
そしてまだぐったりしている恵子の両脚を開くと、硬くなった自身を埋めていった。
「はぁっっ……」
「ふぅっっ」
ぐったりしていたはずの恵子は、新たな刺激を受けとろんとした瞳に変わる。
「井上くんっ……あっ、すごい……すごいわ……」
「もっと気持ち良くしてあげますから、恵子さん……身体の力を抜いて……」
井上はそう言ってズブリと奥まで突き刺す。
そしてすぐに小刻みに腰を振り始めた。
「ああーーーーっ!」
恵子が切ない声をあげる。
そこから恵子は、次々と信じられないくらいの強い快感に襲われた。
若い井上のピストンは、元彼のソレとは比べものにならないほどだ。すべてがパワフルであっという間に強い快感をもたらす。
こんなテクニックを使われたら、どんな女性でも一瞬にして井上の虜になってしまうだろう。
井上が腰を振る度に、恵子の胸がプルンプルンと揺れる。
それを見てたまらなくなった井上は、恵子の胸にむしゃぶりつく。
(凄いっ……あんっ……もう駄目っ……)
二ヶ所を同時に攻められた恵子は、もう頭が真っ白だった。
恵子がうっすらと目を開けると、井上は切ない表情で腰を動かしている。
井上もかなり感じているようだ。
その後二人は徐々に頂上へ向かった。
二人が最高潮を迎える瞬間、井上は愛おしそうに恵子をギュッと抱き締める。
恵子は井上に包み込まれるような形で、最後の瞬間を迎えた。
翌朝、恵子は井上の腕の中で目覚めた。
二人はこれ以上くっつけないというくらい、裸のまま抱きあっていた。
井上に抱き締められたまま、なぜか恵子には涙が溢れてくる。
泣くつもりなどないのに、勝手に涙が溢れてくる。
その時井上が目を覚まし、泣いている恵子に気付く。
「恵子さん、なんで泣いてるの?」
「ううん……なんでもないわ……」
井上は少し黙った後こう言った。
「今思っている事を俺に話して下さい」
「ううん、何でもないから」
「駄目です、恵子さん、ちゃんと言って!」
真剣な井上の表情を見て、恵子は仕方なくおずおずと話し始めた。
「えっと……昨夜はすごく素敵だったわ。あんなに情熱的に愛されたのは初めてだったから、だからもう悔いはないかなって」
「悔いはないって……それどいういう意味ですか?」
「それはね、井上君との夜がもし一夜限りだったとしても、悔いはないって事。なんかそう思ったら涙が勝手に出て来ちゃって」
そこでまた恵子の目から涙がこぼれ落ちる。
恵子は心のどこかで思っていた。年下の井上が年上の恵子なんかに本気になる訳がないと。
その時、井上がびっくりしたような顔で言った。
「ハァッ!? 何馬鹿な事を言ってるんっすか? 一度っ切りなんかじゃないっすよ。俺達はずっと一緒です。これからずっと!」
井上は少し怒っているように見えた。
「えっ? そうなの? だって二人きりで初めて会った日にいきなりエッチしたんだよ? そういうのって普通は遊びでしょう? 違うの?」
恵子の言葉に、井上は「あちゃー」という顔をした。
「すみませんっ、誤解させるような事をしてしまった俺が馬鹿でした。でもどうしても我慢出来なかったんっす……恵子さんがあまりにも素敵だったから」
「え?」
「俺は真剣に恵子さんと付き合いたいと思っていますよ。だから一回切りなんて事は絶対にないっす」
「そ、そうなの? え? でも本当に私でいいの?」
「もちろんですよ。俺は恵子さんじゃない嫌なんです」
そう言ってから、井上は「困った人だなぁ」という顔をして恵子の額にキスをした。
「え? じゃあ、私達は本当に付き合うのね」
「そういう事です」
「フフッ……そうなんだ……」
恵子の瞳にはまた涙が溢れてくる。今度は嬉し涙だった。
「もう泣かないで……」
井上は優しく微笑むと、再び恵子にキスをした。
そして二人はチェックアウトの時間まで、何度も何度も愛を確かめ合った。
この日恵子は何度も井上に愛された事により、女としての自信を100パーセント取り戻していた。
コメント
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二人の熱くて幸せな夜....💏💝🌃 井上くんは 容姿や資産とか仕事ぶりだけでなく、あちらのテクニックの方も「深山二世」だったのね....😘💋キャー💕💕 初デートでいきなりホテル直行となり「 ワンナイトの遊びでは?」と不安になる恵子さんに ちゃんと想いを伝える誠実な井上くん、素敵だね~❤️
井上君、そりゃ我慢できなかったよね😍 これから2人で幸せに向かって突っ走るのみ!
井上くんよほど恵子さんに欲情しちゃったのね。 言葉足らずだけど惚れてるからの情熱だとわかって恵子さんも安心したし嬉しいね🥹💛