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他にも菜の花が咲いている川沿いとか。
色々案内して貰って、学校に着いたのは午前10時過ぎだった。
「今回のは、あくまでお試しです。入部は他のところとも比べて、よく考えて下さいね。じゃあ、またね」
先生のでっかい箱形の車は、そう残して去って行った。
「じゃあな」
先輩もあっさり、寮の方に帰っていく。
残った僕達3人は、ちょっと顔を見合わせる。
「ちょっとお話しをしませんか」
と竹川さん。
「そうだね」
栗原さんも同意。
という事で、当然僕も頷いて、3人でカフェテリアへ。
ここは学校施設なので、別に何も注文しなくても大丈夫。
というか、男子生徒と女子生徒が休日に話を出来る場所は、ここしか無い。
学校外へ出かければ別だけれど。
窓際のテーブルを確保。
「『野外活動部』の活動、どう思いました。私はとても気に入ったのですけれど」
竹川さんが口火を切る。
「私も楽しかったです。今朝の野草も美味しかったし。ただ、ちょっと体力的には不安かな。ハイキングは、私が足を引っ張った感じだったし」
「初心者には、ちょっと長めって先輩が言っていたしさ。それに、時間そのものは予定通りだったし、心配ないと思うよ。コース長めなのは、先生の自宅到着ありきの合宿だったから、ちょっと無理したんだろうし」
竹川さんも頷く。
「私もそう思います。釣りとか野草採取とかは、そんなに体力を使わないでしょう。車で回るみたいですし」
「なら大丈夫かな。先生も先輩も、いい人ですし、活動そのものは楽しそうだと思う」
栗原さんのそんな返事に、竹川さんは頷いて、今度は僕に聞いてきた。
「仲代君は、どう思います」
「文句なく楽しかったですね。何か、学校の廻りの木や草も食べられるかな、なんて思ったし」
「良かった」
竹川さんはそう言った後。
「なら、お願いがあります」
そう言って、僕と栗原さんの方を見た。