テラーノベル
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これは呪術夢です。
案の定固定オリキャラがいます。
夕夜=黒亜
この世界線は血筋がカオスです。
この世界線は呪霊の他に怪異、幽霊、妖怪、神様がいます。
夏油傑が人間ではなく猫又の先祖返りです。
メシマズ世界線ですが妖怪や神様たちはメシマズになった原因が効かないのでメシウマのままっていう設定です。
そしてメシマズになった原因は人間側で正体が判明したあたりでメシマズになったことにキレたどこかの神様が滅しました。
昔、ずっと昔。幼少期にだけお盆と年末年始や収穫期にだけ行っていた親戚のおうちで食べていたものの記憶が焼き付いている。
甘いくっきー、ほかほかのおこめ、ほくほくしたじゃがいも、ねっとりしたさつまいも、あぶらののったおさしみ。
特に好きだったのが黒いつぶつぶの入ったおそばっていうめんの一種。
大きくなるにつれ行かなくなり、給食とかで味のわからない変な食べ物に慣れてしまった。
でも、幼い頃食べていたものたちがどうしたってわすれられないんだ。
悟には言っていない。私だけの秘密。
メシマズ呪術世界線の夏油くんは美味しいものが食べたいっ!
「こんにちは。私は秋月夕夜。よろしくお願いします。先輩…?まあ先輩でいいでしょう。ギリギリレース走ってたらミスって留年になりましたし。」
二月の末に入ってきた転入生はあっけらかんと言い放った。
「うげっまーた雑魚かよ。」
悟はそう言っているが私にはそう思えない。
呪霊はこの学校にはいなかったはずだ。
「はは、初対面の人にそんなことを言うなんて酷いじゃないですか。先輩。私はこの業界に来たばっかりですよ?」
彼がそういった瞬間、彼の背後で締め上げられ悲鳴をあげていた化け物がいなくなる。
最初から何もいなかったかのように。
「…私は夏油傑。よろしくね。夕夜くん。」
喉から出そうな悲鳴をむりやり飲み下し、そう言った。
任務の長引いたある夜、一応寮にあるキッチンに行って何か食べようかと思いつつ、クソ不味い呪霊を食べたあとに慣れたとはいえ美味しくない完全栄養食を食べる気にもなれず、ただ空いてぐうぐう鳴く腹を押さえながら移動をする。
そしたらいつもとは違う音がする。
ぐつぐつと湯が煮える音。
トントンと包丁が踊る音。
久しぶりに聞いた音。
幼少期に行っていた親戚のおうちで聞こえる音。
料理の音だ!
ガっと壁を掴みながら勢いよく覗き込む。
「…わぁ!」
鍋に押し込まれる緑の葉っぱ。
そして、キッチンにある袋の中の紐状のものは…
「おそばだ!」
つい、大きな声が出る。
ほうれんそうを冷やしていた夕夜が振り向き…
「おや、先輩。いいところに来ましたね。おそばが食べたいならほうれんそうを絞って4か5等分に切ってくれませんか?」
神様がそこにはいた。
「ひっく…えぐっ…おいひい…」
「ああほら、目が溶けちゃうよ。」
私は泣きながら念願のそばを食べていた。
「えへへ…運がいいなぁ…いつもは任務後に何か食べられるほど体力がないから…」
「…待て。傑。君、今任務後に飯を食べていないと言ったな。ああ、返答は後でいい。大皿の蕎麦が少なくなってきたな。追加を茹でようか。」
「ふふ…おそば…おいしい…」
なんだか怖いことを言われた気がするけど気にせず今はお腹いっぱいに幸せを詰め込もう…
「ふふ…お腹いっぱい…」
「ならよかったです。」
使った食器類を洗って風呂敷に包む夕夜を見ながら微笑む。
久しぶりにお腹いっぱいになるまで食べた気がする…あれ…?なんでかな…ねむけが……
「さて、任務後に食事をとっていなかったことについてですが…おねむですね。明日にしましょうか。あ、大丈夫ですよ。悟先輩はいません。後で運びますのでそのまま眠って大丈夫ですよ。」
「でも…おもいでしょ…」
「重くありませんよ。」
せめて自室に戻ってからと起き上がろうとするが重いまぶたは持ち上がらない。
「ほら、寝てしまいなさい。」
私は微睡みのなかに落ちていった。
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