テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
怜の指先が奏の秘部を、ショーツ越しに何度も撫で上げる。
そこに触れる度に、熱を孕ませながら湿り気を帯びていくのを感じ、怜は陰裂を丹念に指先でなぞり続けている。
ボルドーのショーツに、メスの匂いを漂わせた染みが徐々に広がっていき、奥に潜んでいる敏感な蕾が膨らみ、控えめに存在を主張し始めた。
怜は軽く押し当てるように、そこに刺激を与える。
「っ……ああっ……んっ…………はああぁっ」
まだ下着越しの愛撫だというのに、クロッチが大分濡れ、微かにチュクチュクと水音も聞こえてきた。
「奏……すげぇ濡れてる……」
怜は、律動を少しだけ速め、指先を軽く曲げながら花芯を擦り上げた。
「ああぁぁっ……あんっ……」
奏の括れがピクっと跳ね上がると、鳴り止まない濡れた音が羞恥心を煽り、奏は顔を両手で覆う。
怜が、すかさず空いた手で彼女の手を引き剥がし、細い両手首を掴んで奏の頭上に縫い付けた。
「俺にこんな事されるの……嫌か?」
「嫌じゃないけど……すごく恥ずかしい……」
掠れたような声色で早口になりながら答える奏。
両手の自由を怜に奪われ、全てを露わにされた奏は、身体を捻らせながら愉悦から逃れようとする。
「奏。俺だけに……感じているところ…………見せてくれ……」
秘部を弄っていた手が、奏のショーツに手をかけ、焦らしながら脱がせていった。
白皙の裸体に所々残っている赤黒い華を纏った奏は、怜にとって極上の宝石のように感じた。
薄い茂みはしっとりと濡れ、恥部はヌラヌラと妖艶な輝きを放っている。
これから『音羽奏』という名の至宝を、怜が時間をかけて丁寧に、いやらしく愛でていくのだ。
筋張った指先が、膨れ上がった陰核を上下に撫でると、奏は身体をくねらせながら喘いだ。
「ああぁっ……はぁっ…………んあっ……あぁっ……」
花芽に触れる度に奏の中から溢れ続ける、とろみのある甘露。
怜が指先で敏感な粒を愛撫すればするほど、奏が垂れ流す淫水が手に絡み付いてくる。
感じた事のない快楽の深みに嵌った奏が、目尻に涙を溜めながら怜に眼差しを送った。
「奏……気持ちいいのか?」
襲いかかる快感に堪えるのに精一杯の奏は、頷くことしかできない。
それなのに怜は、彼女の唇から言葉を零させようと、ニヤリと笑みを浮かべながら意地悪く言う。
「こんなに濡らして……。頷くだけじゃ……わかんねぇな……」
彼はまだ彼女の両手首を貼り付けたまま、過敏になりつつある奏の珠玉を撫で上げている。
奏の乱れた姿態を、刺すような眼差しで見続ける怜。
「奏。言ってくれ……」
色欲を含んだ怜の瞳に絡ませながら、吐息を零しながら言った。
「すご……く……感じ…………るぅっ……」
奏の甘ったるい声音に、怜は華奢な手を解放すると、彼女の両膝を折り曲げ、ほっそりとした脚を開いていった。