コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
ご本人とはなんの関係もありません
名前を伏せません
晴レ星中心のおりひめばるつ有りです
__________________
甲斐田「まじッ?!彼女出来たのぉ?!」
弦月「うるせぇよ!」
年の離れた幼馴染とそんな会話をする
日曜の夕暮れ時、こんな事を急に言われて驚かない親友がいるだろうか?
僕は居ないと思うね
甲斐田「ついに弦月にも彼女かぁ………」
長尾「後方親ヅラじゃーん、ワラウ」
隣の年長の幼馴染が笑ってない顔で言葉を口にする
そう言う彼は半年前から彼女がいる
いないのは僕だけだが…
正直彼女は要らないと思ってる
甲斐田「…って事は今年の夏祭り、3人で行けないのか……」
ちょっと寂しいけど
彼女と行ったほうがいいよな
長尾「実はその事なんだけどねー…」
長尾「俺達と、俺達の彼女…んで」
長尾「お前と、彼女達の友達の6人で行く事になってる」
甲斐田「は??」
弦月「んまぁ〜僕達とそんなに祭り行きたかったの?嬉しいね〜」
甲斐田「うっせー…!」
なんだか自分で言い出した事なのに
なんだか顔が熱い
もう家の前なのが幸い救いだ
甲斐田「それじゃ、また夏祭り」
弦月「うん、あと1週間学校頑張れ!」
長尾「ほいじゃな〜」
そう挨拶をして、2人が見えなくなるまで見送る
そして家の扉を開けずに、近所の公園へと向かう
全力ではない位の小走りで、人通も少なくなってくる時間帯
時計の短い針は9を指す手前だった
甲斐田「帰らなきゃ怒られるかな…」
昨日、親と喧嘩して
まだ仲直り出来ていなく、帰りたくないのが本心だった
甲斐田「……」
するとスマホに一件通知が入る
お母さんから、《早く帰ってきて》と連絡が入っていた
甲斐田「ッ……」
そんなこと言うなら謝ってよ
結局その日は家に帰り、ご飯や歯磨きをすまして
親となるべく顔を合わせずその日は1日を終えた
甲斐田「ふわぁ〜…」
高校の通学路で1つ大きなあくびをつく
疲れが取れていないのもあったが
やっぱり喧嘩のことでいい寝つきでは無かった
甲斐田「はー…」
星川「よっ、甲斐田っ!」
後ろからポンッと肩を叩かれる
そこには2年の先輩の星川サラさんが居た
陰と陽だし、学年も違う僕らだが”オタク”と言う共通点だけで友達になった
甲斐田「なんすか急に?」
星川「いやひっどー?!元気無さそうだったから声かけたのに〜」
あれ、そんな分かりやすい顔してたかな…?
気をつけよ…
甲斐田「普通に昨日遊んで疲れ取れてないだけですよ…」
甲斐田「てか朝っぱらから元気っすね」
星川「なんだ文句か?」
甲斐田「そう言う所っすよ?」
そんな話での殴り合いをしていると
もう高校についていた
2年と1年の教室は違うから1つ挨拶をして自分の教室に行こうとすると
星川さんに声をかけられる
星川「甲斐田」
甲斐田「な、なんですか?」
星川「今日一緒に帰ろう」
甲斐田「え」
正直驚いた
今までこんな事言われた事無かったからだ
星川「なに?嫌か?」
甲斐田「あーいや、別にいいっすよ?放課後そっち行きますね」
星川「おっけー!またね!」
そう言いながら手を振って2年の友達と言ってしまった
いやでも耳に入ってくる、星川さんの友達が僕を彼氏と思っている様な話口
甲斐田「釣り合わねーっての」
______________