テラーノベル
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阿部ちゃんとめめの距離が近くなるたび、俺は確実に壊れていってる。
楽屋でふたりが並んで笑ってるの見ても、めめが阿部ちゃんの肩に自然に手を置くのを見ても、知らないふりをしなければいけない。
本当は胸が腐りそうなくらい痛いのに。
そんなある日、仕事が終わってから、ふっかがいつもの軽いテンションでお誘いがきた。
💜『 翔太、今日ひま❓飯でも食いに行こー❗』
俺は断る気力もなくて、『うん』と返事した。
俺が運転して、ふっかの希望の店に向かった。
店の近くのコインパーキングに車を停めて、ふたりで店に向かおうとした瞬間──
駐車場の奥に、見覚えのある車が止まっていた。
めめの車だ。
確かこの近くは阿部ちゃんの家が…
💙「……っ」
胸が締めつけられて、足が止まった。
💜「どした?」
💙「……やっぱり、違うとこ行こ」
ふっかは一瞬見渡して、全部察したみたいに小さく頷いた。
💜「分かった。じゃあ俺ん家で飲むか。前にいい酒もらったから、それ開けよっか」
結局、ふっかの家に向かうことになった。
車の中では沈黙が重く続いた。
すると、ふっかが静かに口を開いた。
💜「翔太とめめの関係……阿部ちゃんのこととか、俺、なんとなく知ってた」
俺は前だけを見て、頷いた。
💙「……うん」
それ以上、ふっかは何も聞いてこなかった。
ふっかの家に着いて、つまみと酒が出された。
最初は普通に飲んでたのに、酒を重ねるにつれて、俺の中で我慢してたものが一気に溢れてきた。
💙「……俺、このままでいいのかな」
グラスを握ったまま、声が震えた。
涙がぽろぽろと落ちて止まらなくなった。
💙「めめは阿部ちゃんのことが好きで、阿部ちゃんの代わりみたいに扱われて……それでも好きで、離れられない 自分が情けなくてさ……」
感情がむき出しになって、俺は泣きながら本音を吐き出した。
今まで誰にも言えなかった不安とか、惨めさとか、全部。
ふっかは黙って聞いてくれて、俺が一段落したところで、静かに言った。
💜「翔太。あんな奴じゃなくて、俺にしろよ」
俺は顔を上げた。
💜「昔から翔太が好きなんだよ。このまま黙って見てるだけとか無理 。俺だったら優しくするし、翔太のことをちゃんと幸せにできる」
ふっかはそう言って立ち上がり、俺を優しく抱きしめてくれた。
💙「……っ」
温かくて、優しい胸。
そのまま顔を近づけて、唇が近づいた瞬間──
💙「ダメ……!」
俺は強くふっかの胸を押した。
💙「めめがいるから……」
ふっかは少し悲しそうな目をするも、はっきりと言われた。
💜「でも、あいつは阿部ちゃんのことしか考えてねえよ。 翔太がどうなっても、あいつの第一は阿部ちゃんなんだ。 このままじゃ本当に翔太が辛いままだぞ……?」
その言葉が胸に刺さって、俺はもう何がなんだか分からなくなった。
💙「ごめん……ごめん……っ」
繰り返しながら、ずっと泣き続けた。
ふっかはただ、背中をずっとさすってくれていた。
俺はそのまま、疲れ果てて眠ってしまった──
朝、目が覚めると俺はふっかのベッドの上にいた。
昨日ここまで運んでくれたんだろう。
リビングに行くと、ふっかはソファで毛布をかぶって寝ていた。
本当にごめん、ふっか。
俺はそっと家を出て、LINEを開いた。
💙『 昨日はごめん、ありがとう』
一方通行な想いでもいい、俺にはめめが必要なんだ。
コメント
6件
切ない…(T ^ T) しょっぴー、自分が本当に幸せにいれる方に行ってほしい(T ^ T) 続き、きゅうさんのペースでいいにで、頑張ってください!
なんか、切ないねぇ…😭 何処かで、元気な💙のお話を読んでこよう
