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テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで
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題名 ばいばい


張り詰めた空気の中、カレが口を開く。

「オレ、出ていくわ」


薄々勘づいてはいた。

最近帰りが遅くなっているし、休日は何処かへ行くことが多くなった。どーせ浮気なんでしょ。


「…え、やだよ」


勿論、貴方と別れたくない。

死んでも、一緒に居たいよ。


「ごめんな。ずっと一緒だったのに。」


私の声なんか知らんぷり。

そんな貴方が憎いけど、好きだった。

…でも、そんな毎日ももうおしまい?

貴方ともう会えない?


「…良い人に巡り会えるといいな。」


今更?私は貴方にこんなにもぞっこんなのに?

…もう、私のモノじゃない貴方なんて要らない。

死んでしまえ。

「じゃあ…ッ?!」

後ろを向いた貴方にハサミを刺した。

「ごほッ…」

痛いよね…、ごめんね?

でも、貴方が悪いんだから。

今まで、毎日一緒に居たのに。

貴方の疲れ果ててベットに寝転がる姿も、上司に怒られてメソメソ泣いてる姿も、見てきたのに。

“引越し”だなんて言葉言うんだから悪いんだよ。

「なんで…ハサミ…ッ?!」

驚いてるね。

…まぁ、当たり前か。

私の事、“見えてない”んだから♡

短編集!(ホラー多め)

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にゃぁ?(この女の子君?)

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