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※このエピソードには、心的外傷となりうる描写が含まれています。これは暴力や性的表現を用いたセンセーショナルな演出ではなく、社会的に不可視化されがちな実態を描き、現実の理不尽に光を当てるためのものです。どうか、作品の意図をご理解いただいたうえで、読み進めてください。
「どっちにしても、あんたは殺人を犯した。」
確かに、そうだ。
「とりあえず、年少行きは免れん」
「だが、犯した罪とあんたの人生……これを測れる裁判官が居るかどうか」
「だから、あたしは言う。よく頑張ったな、と。」
涙が、溢れて、止まらなかった。
「あたしが、全力で救う。」
めちゃくちゃ、格好いいし。
(あたしもね……あんただったんだよ)
抱かれてぇ…………
「これからの2年は反省の為じゃねぇ、学ぶ為の2年だ。」
この後、あたしは年少に入れられた。
「おいてめぇ!負けんなよ、桜!!!!」
学の無いあたしに、学力を授けてもらった。
まぁ配慮はあったし、素行も良くしてたからね……
1年と半年で、家に戻った。
で、本買って勉強した。300ページあるやつ。
1年掛かったけど、全部暗記した。
支援もあってさ、サポートもあって。
ありがたい……
あたしだって、本気で生きたいんだよ。
生きさせてくれよ、それが社会だろが。
良い世の中にするのは、政治家の仕事か?
誰か、答えろよ。
違う
あたし自身だ。