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見合い写真を持ったまま固まっている愛華に、果報が声をかける。
「愛華お嬢様、どうかされましたか?」
ハッと気づいた愛華は、自分が目の前にある写真の人物に見惚れていたことを自覚した。
「いや……なんでもないわ」
「それで、こちらの返答はどうされますか? お嬢様が気に入らないのであればお断りになった方がいいかと思います。もちろん、ご主人様は別のお相手の見合い写真を持って来ると思いますが」
「ちょ……ちょっと待ちなさい、果報。まだ私は『断る』とは言ってないわ」
果報は少し首を傾げて愛華を見つめる。
「先ほどご主人様にかなり反抗をしていたと思うのですが……。私はてっきりお嬢様はお見合いをするのが嫌なのかと思っておりました。お嬢様の性格上、全てお断りしてこのお見合いをなかったことにするのではないかと予想しておりましたが……違うんですか?」*****************************
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