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サン新聞より抜粋


昨日18時26分から19時30分の間に起きた。セントラル駅での一台の車両の暴走事故は、多くの怪我人をだすも、線路上で何らかの事件により。犯人のギルズ・マイト容疑者は死亡。なお、同氏を警察は余罪について追及する姿勢であると発表。

…………

ヒルズタウンの路上にて凍死寸前だったパラバラム・クラブ大量殺人のミランダ・アーリントン容疑者は、駆けつけた警察によって保護された。その後、警察は事件との関連性を追及する模様。


モートはオーゼムとノブレス・オブリージュ美術館の玄関先で新聞を読んでいた。空は凍てついているが、吹雪は止んでいた。アリスはすでに家に帰り今は夜中の23時を回った頃だ。

「期待以上ですね。さすがです。モート君……」

「ああ。今日は本当に疲れたよ……」

モートは二冊のグリモワールをオーゼムに渡した。オーゼムは新聞を脇下に挟むとニンマリとし、そのグリモワールを片手で光の奥へとしまった。

「良かったですね。これでギルズの持つ憤怒の書。サタンに、ミランダという女性の怠惰の書。ベルフェゴールが回収できました。モート君。お疲れ。明日に備えてゆっくり休んでくださいね」

「……今日は久しぶりに寝よう……」

「それでは」


モートはノブレス・オブリージュ美術館の館内へと重い足取りで向かい。

オーゼムは新聞を折りたたんで持つと、そのまま軽い足取りで横断歩道を渡ってバス亭へと歩いて行った。

夜を狩るもの 終末のディストピア

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