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私はいつだって孤独だった。
孤独と言っても、友達がいないわけでもないし、最近は家族仲も良好だ。
それでも、私はどこか孤独を感じていた。
愛されていると言うのはわかっている。
全員に嫌われているわけではないって、そう思ってる。
でも、私はそれが信じられなかった。
みんな、何処かで私の悪口を言って笑ってるんじゃないかって。
そう思って、勝手に自分の首を締め付けて。
目の前が真っ暗になって。
何もわからなくなって___。
もう現実に私の居場所なんかないんだって思って。私は無意識の内にネットの世界に逃げ込んでいた。
そんな時、私はあるアプリを見つけた。
自分だけの小説を書いて、それを投稿して、他の人の目に止まる。そんな内容のアプリ。
初めは書くことなんかしなかった。書き方がわからなかったこともあるけれど、私の小説を読んだ知らない人に否定されることが怖かった。
だから、私はずっと他の人の小説を見ていた。
だけど見ている内に、少しずつ「私も書いてみたい」、「他の人に私の書いた小説を読んでもらいたい」、そう思い始めた。
これが、
″私の幸せの瞬間″だったのかもしれない。