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#一次創作
57
”スタン王国”
広大な砂漠に囲まれし、神を宿す国
そこでは五十年に一度
選ばれし最強の異能師ら十名が集う
選ばれし異能師の内、二名
”ドワーヌ・モス・ハンス”
”ラスク・ベア・ニーミア”
異能師らの集いが始まるまで
残り三十分を切る────
第2話【異能師の集い】
ハンスとラスクは遂にスタン王国に到着
そうして、大きな岩の門が開く
ゴゴゴゴゴ────………
ドンッ
門が開いた先には、万を超える人々の群れ
全ての視線がハンスとラスクへ向いていた
『スッゲェ!本物のハンスだ……!』
『噂でしか聞いたことねぇぞ……』
『五十年に一度だぜ……!?』
『道をあけろっ!お通りになられる!』
人々の熱狂が国中を包む中
道の先に立つ、八人の影
ハンスはそれを見て二カッと笑い
『よー!久しぶり〜』
軽く手を振って、道を歩き出す
選ばれし異能師の内、八名
整った短髪の黒髪に塩顔で端正な男
”ロス・タンカー”
癖のない金髪ボブの知的な美少女
”ピール・シュクワルド”
刈り上げた銀髪に掘りの深い強面の大男
”チェーン・スミス”
中性的かつ、どこか甘い雰囲気の美少年
”レーン・ミークル”
気品溢れる華やかで上品な美形の男
”マーガリン”
色気のある赤髪にニヒルな笑みの男
”ペペイ・ビルスルー”
スキンヘッドに彫刻のような筋肉の男
”ダラ”
アッシュグレーの髪に美貌の美女
”キューリング・ベル”
ここに、
十名の選ばれし異能師が集う
不機嫌気味に腕を組んだ男
ロス・タンカーはハンスへ言い放つ
『何を呑気に「久しぶり〜」だ、アホ』
ロスはポケットから懐中時計を取り出し
二人に見せる
『遅刻……集合時刻を一分過ぎている』
『いやいや!聞いてくれよロス〜……途中で変な三人に絡まれてさぁ?な?』
ハンスがそう言うと、ラスクはコクコク頷く
『はぁ……相変わらず仲良しだな 』
ロスは懐中時計をポケットにしまい、
道の先にある城を見る
『…………』
『おっせェな〜〜!!王のヤロー…』
そこで首を掻きむしりながら
イライラした様子で言うチェーン・スミス
ロスはスミスを横目に見やり
『おい、スタン国王になんてことを…』
『王でも遅刻は遅刻だろーがよ!』
異能師の集いが始まる時刻は二分過ぎ、
周りにいる人々もざわつき始めていた
『スタン国王が遅刻…?こんな時に…』
『きっと歯を磨かれているのよ……』
『いやいや、それにしてもよー…』
『………仕方ない、城を見て来る』
そうして、ロスは城へと歩いて行く
その時
ドンッ
『………!?』
ポタッ────
発砲された銃弾が、ロスの頬を掠め
赤い血が伝って地面に浸り落ちる
(.300ウィンチェスター・マグナム弾……)
ロスは即座に撃たれた銃弾を見分け、
その発砲先を確認
『城の上、一人の刺客』
後ろに立っていた九人も歩き出し、
ハンスは拳を鳴らす
パキパキッ───
『仕方ねぇ………やるか』
城の上、真っ黒なマントを羽織った女
『おーっと……バレちった……』
女はスナイパーを肩に担いで立ち上がり、
城の上を華麗に飛び上がっていく
『なんだアイツ……!?』
『う、兎みてぇな動きだぞっ!』
『イッテェ…!押すんじゃねー!』
それを見た人々はさらに騒ぎ出し、
国は一瞬にしてパニックへ包まれて行く
スタッ
女は城の頂上へと辿り着いた先───
そこには、ロスが煙草片手に立っていた
『ま…マジか────!?』
『遅かったな………随分と』
『ぶはっ………!!?』
ロスの蹴りが女の頬に入り、
女は城の頂上から吹き飛ばされる
(なんて速度…いつの間に頂上にっ……)
ビュッ────
スタッ
女は即座に空中で一回転し、
華麗に地面に着地する
『あぁ〜〜……流石にヤッベェな…』
女の目の前には、ロス以外の九人の異能師
ハンスはその真ん中に立ち、構える
『来いよ……選ばれし俺らが相手してやる』
コメント
1件
第2話、一気に引き込まれたよ!!🔥 十人の異能師、一人ひとりの見た目や雰囲気がしっかり描かれてて、もう既に推しキャラ見つけたくなっちゃった💕 特にロスとハンスの掛け合いが良いよね…「一分過ぎてる」って時計出すロスに対して「聞いてくれよ!」ってハンス。この個性の違いがたまらん!そしてラストの刺客登場からのロスの瞬殺…マジで痺れた…😭💥 次回が待ち遠しすぎる!!