テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
📩 相談
中学二年生・男子(仮名:Kくん)
部活のグループLINEで、みんなが楽しそうにスタンプや短い会話をしてるんですけど、
自分が送ると既読スルーか、「あ、うん」みたいな一言で終わります。
だんだん送るのも怖くなって、何も言わないで既読だけつけるようになりました。
でも、それはそれで「なんで見てるのに何も言わないの?」って言われて……
もう、どうしていいかわかりません。
蓮司
「これ、“やりとりの温度差”ってやつだね」
「既読スルーされると“嫌われた?”って思っちゃうけど、相手はただノリが合わなかっただけってことも多い」
遥
「……でも、それ、けっこう刺さるんだよな」
「Kくんだって、ちゃんと会話つなげようとしたんだろ。
既読スルーされると、“いる意味ないのかな”って思うし」
日下部
「……グループLINEって、“場”じゃなくて“流れ”が支配してるんだと思う」
「たまたまその流れに合わないと、どんな内容でも無視されたみたいになる」
蓮司
「そうそう。“既読スルー=人格否定”じゃないんだよ」
「逆に言えば、“タイミングとノリ”さえ合えば、どんな一言でも返ってくる」
遥
「でもさ……それって、Kくんが悪くないってことだろ?」
「ノリ合わせろって言われても、無理なもんは無理だし」
日下部
「……俺も、前は“合わせなきゃ”って必死だったけど、疲れた」
「結局、“話せるやつ”って、ノリじゃなくて中身でつながれるやつだった」
蓮司
「つまり、“既読スルーされないための自分”になるより、
“既読スルーされても平気な相手”を見つけた方が楽ってこと」
遥
「……それな。俺、そういうやつ見つけたら、やっとLINE怖くなくなった」
🗝 三人からのことば
蓮司:「既読スルー=嫌われた、じゃない。流れに合わないだけのことも多い」
日下部:「“合わせなきゃ”より、“合わせなくてもいい相手”を探すほうが長く楽でいられる」
遥:「返事が来なくても、平気でいられる相手……いるから。見つかるまで無理すんな」
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!