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貞操の危機が再び訪れた!
しかも、今回こそ絶対に回避出来ない。そもそも抵抗する気になれない自分がいる。彼の言葉の内容から察するに前回の出来事をカイルは覚えていないみたいなのでその事にだけ少し安堵した。が、追求を誤魔化そうと言葉を濁したら、白いウエディングドレスを着せられるという意味不明な流れに至ってしまった。
——と、大声で叫びたい。
最初の頃。彼の角に対してコスプレ男子疑惑をかけていたが、もしかしてカイルはコスプレさせたい系男子なのか?そして、それがちょっと楽しいかも?とか思ってる私!
超えてはいけない一線が目の前にある気がする。段々と、自分達に対して先行きが不安になってきた。
「えっと、もしかして…… このまま、す…… するんですか?」
正直答えはわかっている。わかってはいるが、恥ずかしくて、照れ臭くて、ちょっと嬉しいせいで顔が赤いまま私は訊いた。
そんな私の言葉を聞いた途端、カイルの瞳に異変が起きた。
瞳から白い部分がほぼ無くなり、黒目部分の面積が大きく広がったのだ。周囲を漂う蛍みたいな光がその瞳の側を通ると瞳孔が横に細くなり、羊のような瞳だと思った。前には無かった異変だ。
その直後、彼は勢いよく私に覆いかぶさり、頭にかかるベールをバッと乱暴に捲りあげた。頰を両の手で押さえつける様に包み、カイルが軽く舌を出したまま私に顔を近づけて唇を激しく貪る。丁寧なものではなく、もう錯乱しているに近い動きで、私は驚きが隠せなかった。
「っんー⁈」
声をあげ、彼の肩を激しく叩く。ビクともしなかったが、少しだけ動きが緩み、口付けが優しいものになった。 時々離れては熱い吐息を二人で零す。重なる度に舌を絡め、歯茎をなぞり、唇を啄むと、飲み込みきれない唾液が口の端から滴り落ちて私の首を伝った。
「——はぁ…… 」
甘い色をもった声が互いからもれ、カイルの唇が離れると、その唇が私の耳を甘噛みしだした。舌まで使って愛撫され、手は首や鎖骨を撫でて私の体から情欲を引き摺り出す。
「あぁぁっ!」
そこかしこに感じる快楽により嬌声があがった。羞恥に思考が染まり、声を堪えようと自らの指を噛む。
「ダメだよ、噛むなら僕を噛んで」
そう言い、カイルの指が口の中へと入ってきて、その指に唾液を絡めて口内までも撫でられた。
「ぅ…… っ」
噛む訳になどいかない。何とかしないとと思い、私は力を抜いた。そのせいで、より愛撫を敏感に感じてしまう。
「偉いね、いい子だ」
『ご褒美をあげないとね』とでも言いたげな瞳で、カイルが私を見つめる。私の口内に入れていた指をスッと抜き取ると、彼はウェディングドレスの胸元にその手を移動させ、指先で刃物でも使ったかの様にドレスだけを切り裂いた。谷間が露わになり、ソコにカイルが顔を寄せる。胸を隠す残骸を開くように除けると、身長には似合わぬ私の胸が惜しげもなく溢れ出した。
「あぁっ…… とっても、美味しそうだ」
うっとりした声で囁き、もう痛いくらいに硬くなっている胸の先をカイルは口に含んだ。舌で転がし、吸い付き、丹念に舐る。その間に胸の膨らみも揉まれて、もう私は限界だ。背中が反れて、全身が震える。電気が走るみたいなゾクゾクとした感覚に襲われ、全てが怖い。
「んあぁぁぁ!」
カリッと軽く尖りを噛まれた瞬間、目の前が軽く白くなって、何かが自分の中で弾けた気がした。ピンッと伸びていた爪先がビクビクと数度震え、急にくたりと体から力が抜け、反っていた背中がシーツへと落ちる。
「…… もしかして、イッたの?」
光の加減で変化する瞳孔が横に伸びた瞳で、カイルにキョトン顔で訊かれた。可愛い顔にちょっとキュンッとする。
「わか…… ん…… 」
力なく、首を横に振る。何が起きたのか私が知りたい。
カイルがにまぁと微笑むと、ドレスの裾を捲りあげ、太腿辺りまで薄手の白いハイソックスで覆われた脚を下から撫で上げる。胸の先への止まぬ愛撫も並行して続けられ、先程散った筈の快楽の波が簡単に戻ってきた。
彼の指がショーツに辿り着き、陰部をゆっくり布越しに撫でられる。自覚出来るレベルで奥が濡れていて、たっぷりと蜜が溢れ出てきそうだ。
「イッたからもあるのかな、ココが凄く濡れているね。脱がせたら、脚にまで垂れ落ちるんじゃないかな」
心なしかカイルの声が弾んでいる気がする。
「だ、だめ…… 」
もう、抵抗する気のない声しか出せない。
「駄目?駄目なら…… 逃げないとねぇ?」
口元に弧を描き、暗さのある低い囁き声に全身が震えた。それと共にショーツ越しで感じていた彼の指が、とうとうその隔たりを避けて私のナカにつぷっと入ってきた。
(——この先は知らない!)
未知の恐怖にザワッと肩が震えたが、カイルが膣内を緩く撫でる事で感じる快楽が勝ってしまった。
「気持ちいい?ねぇ?ココ、好き?」
カイルの長い指が、膣を撫でるだけでなく、蜜を絡めながら出入りまでし始めた。グチュグチュッと卑猥な水音が響き、耳の奥をも愛撫されているみたいだ。
シーツをギュッと強く掴み、強い快楽に耐える。
「まだいけそう?増やすね」
「…… え」
こちらが返事をする間も無く、陰部に入る指が増え、質量が増した。脚がガクガクと震え、感じる快楽をいっそ散らしてしまいたいのに出来ない。おヘソに近い辺りを膣内から撫でられ、絶頂がまた我が身を襲った。
「——あぁぁぁ!」
「ナカで最初からイケるとか…… すごいね」
ドロッとした蜜がまたナカから溢れ出し、カイルの指とシーツを汚す。それでも彼は指でナカを刺激する行為を止めず、膣内を解し続けた。