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高校一年生・仮名:Yさん
本音を言うのが怖いです。
言ったら嫌われる気がするし、
空気を壊したくなくて、いつも笑ってごまかしてしまいます。
本当の気持ちを言うほど、自分が消えていく気がして。
“言わなきゃ”と思っても、喉が詰まって声が出ません。
遥
「……それ、オレも分かる。
本音って、“出せば楽になる”って言うけど、
実際は、出したあとが怖いんだよな。
相手の顔、沈黙、距離――
全部が、自分の存在を試してくる気がして。
だから結局、笑って流すほうを選ぶ」
蓮司
「“本音を言えない”って、
嘘をついてるんじゃなくて、
“生き延びるための調整”なんだと思う。
人間って、正直でいられる環境にいないと、
心が自動で“黙る”ようになる。
Yさんの怖さは、ちゃんと現実を見てる証拠だよ」
日下部
「……誰かに“本音”を見せるって、
“自分の傷”を渡すのと同じことだから。
それを無防備にできる人なんて、本当はいない。
Yさんは、自分の心を守ろうとしてるだけ。
“怖い”って思える時点で、
すでに自分の気持ちをちゃんと見てる証だよ」
遥
「本音って、必ずしも“言葉”にしなくていい。
ノートに書いたり、頭の中でつぶやくだけでもいい。
誰かに届かなくても、“自分に届く”だけで十分だ」
🗝 三人からのことば
遥
「本音を言えないのは、弱さじゃない。
怖さを知ってる強さだ」
蓮司
「言えない自分を責めるより、
“本当は言いたかった”自分を抱きしめて」
日下部
「本音を閉じこめた心にも、ちゃんと声がある。
それを、静かに聴ける日がくる 」