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うわ、第2話もめちゃくちゃ良かったです…!🚗💥 朝の車内、ラウールくんが「別に」って返した深澤さんの顔に「嬉しいって書いてある」って言い当てるところ、もう胸がぎゅっとなりました。自分の気持ちに素直になれない深澤さんと、それを全部見透かしてるラウールくんの距離感が絶妙で…。 あと、康二くん×目黒さんのサブカップルも予想外すぎて叫びました!“このイケメンは一体何を言うてるんや!?”って康二くんの動揺が可愛くて、同時に目黒さんの真剣な告白にドキドキ。続きが待ち遠しいです!
翌日
「 深澤さん、おはようございます! 」
「 …なんでラウールが乗ってんの。マネージャー。」
なぜだか、俺の送迎車にラウールが乗っていた。
「 いや、ラウールさんのマネージャーさんから、送迎お願いされちゃって!笑
別にいいでしょう?? 」
「 ん、まぁ…別にいいんだけど… 」
送ってくれるのはマネージャーだし、マネージャーがOKしたなら口出す権利はないんだが。
ラウールがあまりにも近すぎる。
「 深澤さん、一緒に行けて嬉しいです! 」
「 ぁ、うん…まぁな…。 」
「 え、深澤さんは嬉しくないですか? 」
顔覗き込み、真剣な顔で聞いてくる。
そんな嬉しいなんて、簡単に言えない。
ましてや、昨日会ったばっかの奴に。
「 …別に。 」
「 …。 」
こいつとそんな深い関係になりたくない。
なったら、俺が俺でいられない気がする。
その一心で発した言葉にラウールは固まった 。
驚きも、悲しみも、怒りも感じ取れない。
そんなラウールに困惑した。
仕事柄、人の感情を読み取るのは得意な方だと思っていたが、ここまで分からないのは初めてだった。
暫く見つめあったあと、ラウールは顔を逸らした。
「 マネージャーさん、急に送迎お願いしちゃってすみませんでした。
次から俺のマネージャーから連絡来ても、無視してもらって大丈夫ですから、笑 」
ラウールは静かな声でマネージャーにそう言った。
俺は動揺する。
今の一言で彼の逆鱗に触れてしまったのか。
距離がとれるなら、それでいいはずなのに
心のどこかで焦りを感じている自分がいた。
「 えぇ!? そんなの、できませんよ。
若手の売れっ子さんが、公共交通機関なんて使ったら何起こるか分かりませんし! 」
「 …タクシー使いますから、ほんとお気になさらないでください。笑 」
「 う~ん…考えておきます。笑 」
その後、車内には沈黙が流れていた。
in 現場
「 今日の撮影は、サブキャラ、エキストラさん達を含めた撮影がメインとなります。
まず、サブカップルとして出ていただくお2方です! 」
「 おはようございます! 翔役の向井です! 」
「 おはようございます。陸役を演じる目黒です。 」
サブカップルの2人だ。
「 蓮、また会ったな。 」
「 はい。深澤さんに会えて嬉しいです。笑 」
目黒とは少し交流があった。
1年前、俺が主演を務めたラブコメ映画の恋敵として、出演していたのだ。
その時に気が合い、定期的に連絡を取り合う仲になっていた。
「 蓮…また痩せたんじゃない? 」
「 あぁ、つい最近までやってた役で絞ってただけです。笑
別に体調崩してるとかではないです! 」
「 あ、そうなの?
じゃあ、撮影中にまた飯行こうぜ!」
「 はい、ぜひ! 」
久しぶりに会えて少し感情が高ぶった。
そして、向井康二という人はと言うと…
「 ラウール!会えて嬉しいで! 」
「 ん、分かったから康二くん、くっつかないで。」
「 なんでやなぁ~!久々に会ったんに、冷たない? 」
「 …変に勘違いされても困る。 」
ラウールにくっついていた。
2,508
3
どういう関係なのか、2人の会話からは判断できない。
俺には関係の無いことなのに無性に気になってしまう。
じーっと見つめていると、向井さんと目が合った。
「 ぁ、深澤さん、初めまして! 向井康二って言います! 」
「 あぁ、初めまして。向井さん。
深澤と言います。 」
「 今回、ラウールのお相手役さんですよね?
ラウールが主演やなんてほんま感動やわ~! 」
「 康二くん、そういうのやめてって言ってるじゃん。 」
「 え~?ほんまに感動してるだけなんやけど?」
向井さんは、必要以上に距離が近いタイプだ。
そして、ラウールともなにか深い関係なんだろう。
「 …向井さんとラウールはどういう関係なんですか?」
思わず聞いてしまった。
「 あ~、俺らは前に共演したことがあって、そん時濡場を2人でやったんですよ!笑
サブスクのみの配信やったから結構仲よぉさせてもうてたんです! 」
「 康二くん、変な言い方しないで。
別に、そんなに深い関係じゃないです。
深澤さんには関係ないですし…、ほんと、気にしないでください。目黒さんも。 」
「 …関係ない? 」
俺は、急に苦しくなった。
なんの関係も築けてないし、そう言われて当たり前なのに…。
「 …向井さん、これからふか~い仲になるんですし、一緒に飲み物買いに行きませんか? 」
「 えぇ、積極的ですね、目黒さん。笑
ぜひ行きましょ! 」
2人はどこかに行ってしまった。
俺とラウールは少し気まずい。
お互い目を伏せたままで、口を開かない。
「 …、」
俺は耐えかねて、一言言った。
「 …ずけずけ聞いて、ごめん。 」
「 っ、なんで謝るんですか、!
俺、深澤さんに勘違いしてほしくなくて、冷たい言い方しただけです、! 」
ラウールは平然と話してきた。
「 ぇ、…ラウール怒ってないの、? 」
「 …?
何に怒るんです?? 」
「ぃや、…朝、冷たい言い方しちゃったから…、 」
そう言うと、ラウールはいつものへらへらした笑顔になった。
「 …あははっ、そんなの気にしてないですよ!」
「 え、気にしてないの?
でも、送迎はもういらないとか…、 」
「 あぁ、あれは…さすがに申し訳ないって思ったんです!
俺の家まわってもらうと、2倍くらい時間かかるし効率悪いんですよね…だからです! 」
真っ直ぐな瞳でこちらを見つめてくる。
俺は、安堵していた。
「 …、もぉ…勘違いさせるなよ、
怒らせちゃったかと思ったじゃん、… 」
「 ふふ、そんなのじゃ怒んないですよ。笑
…でも、あんな言い方されたら次は凹んじゃいます。今回は深澤さんの顔に嬉しいって書いてあったからなんとも思わなかったけど!」
「 …書いてね~し。 」
ラウールは突然、俺の首に手を回した。
「 今も書いてます。
“ラウールが怒ってなくてよかった“って。 」
「 っ、書いてね~よ!! 」
「 …ちゅっ、 」
頬にキスされた。
撮影外で…!?
脳の処理が追いつかなかった。
「 深澤さん、次は口にしてって顔してる。 」
「 は、はぁ“!? 馬鹿言うな!
この馬鹿!阿呆!! 」
俺は、ラウールの手から逃げ、捨て台詞を吐いてその場を離れた。
「 目黒さん、何飲みます~? 」
「 う~ん…紅茶にしようかな…、 」
「 目黒さん、やっぱりお洒落なもん飲まはるんですね! 」
「 えぇ?そんな事ないです。笑 」
この男、なんか気に食わへん。
顔もスタイルも声も完璧で、その上性格も良くて紅茶が好きって、
完全に王子様やん。
絶対ボロ出させたる。
「 目黒さんて、彼女さんおるんですか? 」
「 え?どうして急に? 笑 」
動揺もせんと、質問を質問で返してきよる…
おらんわけないやろこんなイケメンに。
「 いやぁ、イケメンさんやからおるやろうなぁ~って!笑 」
「 …いないですよ。俺、ゲイですし。笑 」
「 へっ、? 」
このイケメンが…ゲイ?
俺はきっと、酷い顔をしていたと思う。
「 …彼氏さんとか、いた事あるんですか? 」
「 ん~…それは秘密です。
向井さんと、もっと深い仲になれたらお話しますね。笑 」
「 ふ、深い仲って…俺の事いじってますよね?」
ことある事に、俺が深澤さんに言うた“深い仲“って言葉を使ってきよる。
ほんま気悪い!
「 そりゃ、いじりますよ。 」
「 はぁ? ひどいんですけど、! 」
「 こんなにタイプの人が目の前にいたら。 」
「 …は!?!? 」
( このイケメンは一体何を言うてるんや!? )
「 な、なに言うてるんですか、!笑
茶化すんも程々にしとかんといけませんよ! 」
俺は動揺を隠しつつ、その場を離れようとした。
すると、
「 俺、向井さんとずっと関わりたいって思ってました。
ラウールさんとやってたドラマ見て、一目惚れしたんです。
この世にこんなに美しい顔をした人がいるんだって、今まで見た顔の中で1番綺麗だって、思ったんです。」
俺の手を掴んで、真顔でそうやって言ってきた。
意味がわからん。
一流俳優の目黒蓮が、俺に会いたかった?
そんなのありえへん。
「 疑ってますよね。
本当に、ずっと会いたかったんです。
今回の役も撮影の兼ね合いで蹴るつもりでした。でも、恋人役が向井さんって聞いて、マネージャーに駄々こねて入れてもらったんです。 」
「 信じてくれませんか? 」
目黒蓮は、俺の目をまっすぐ見て訴えてきた。
綺麗な顔で、そんなこと言われたら意識してしまう。
「 っ、そんな目で俺を見やんといてください…照れてまうから、 」
顔が熱い。
こんな感覚、久しぶりだった。
俺は、綺麗な女が好き。
性欲もあるし、女体も好き。
することもしっかりしたい。
それぐらい女が好き、
なはずやのに
ドキドキしてしまってる自分がいる。
男相手に。
「 …ほんと可愛い。 」
「 はぁ?何言ってるん、… 」
「 本当は今すぐめちゃくちゃにしたいし、触れたい。 向井康二のすべてを見たい。
でも、嫌われたくないからあなたから、言われるまでは全部我慢します。 」
( ほんまにこいつは何を言うてるんや? )
「 な、何を言うて…、 」
「 でも、次そんな顔されたら我慢できなくなるんで、…その時は許してください。 」
目黒は真剣な顔で阿呆みたいなことを言ってきた。
「 …そんな真剣な顔して言うことやないやろ、…笑 」
俺は、目黒の弱点になれているのかもしれない。