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7 - 第7話 雷門前攻撃作戦

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2024年06月27日

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東京都都庁

知事は国立研究所から都庁に戻ってきていた。知事が都庁に戻るやいなや部下たちが血相をかいて慌ただしくしている。

「知事…!お戻りになられましたか!」

「ど、どうしたんだ…皆、そんなに慌てて…何かあったのか?」

「化け物が…雷門前に出現しました…!現在…化け物は雷門前の民間人に襲いかかっています…SATを向かわせましたが…対応できていません… 」

「じ、自衛隊は!?」

「都庁から、再び市ヶ谷駐屯地の陸上自衛隊部隊に治安維持出動を命じましたが…到着に時間がかかっています…攻撃ヘリ連隊が約5分で到着します。知事も作戦会議室にお急ぎください…!」

「あぁ…分かった。」

知事は東京都のジャージを着て作戦会議室に入室する。モニターには現在の雷門前の様子が映し出されていた。

「知事、陸上自衛隊の攻撃ヘリ連隊、まもなく到着します。雷門前の地形上…遮蔽物などに隠れられれば…攻撃ヘリでの攻撃は不可能となります…。」

「分かっている。」


雷門前

雷門前は血の海に染まっていた。地面には観光客や都民の死体が多くあった。化け物は死体の真ん中に立っていた。その時、バババババ…っとヘリの音が近ずいてくる。市ヶ谷からきた陸上自衛隊の攻撃ヘリ連隊である。

市ヶ谷駐屯地 作戦司令部

作戦司令部には大勢の自衛隊員が集まっていた。中央には市ヶ谷駐屯地の基地司令の勝川陸将が座っていた。

「陸将。攻撃ヘリ連隊、コブラ及びアパッチ、以下8機。攻撃目標を補足。なお、知事及び総理からの攻撃許可は得ています。攻撃を実行しますか?」

勝川は頷く。

「攻撃開始。まずは20mmのコブラからだ。30mmのアパッチは様子を見てからだ。」

「了解。攻撃ヘリ連隊、攻撃開始!」

雷門前 上空

攻撃ヘリはホバリングして待機していた。

「全機、攻撃開始。なお、30mmのアパッチは後方で待機せよ。」

コブラと呼ばれる陸上自衛隊の攻撃ヘリが化け物に少し近く。コブラのコックピットの下についている20mmの機関砲の銃口が化け物の方に向く。パイロットは操縦桿の引き金に指をかける。

「…攻撃開始!!!!」

カチッとパイロットが引き金を引くと、機関砲が回転し、けたたましい銃声と共に、ものすごい速度で次々と銃弾が発射される。銃弾は化け物の身体に命中し体の一部を吹き飛ばす。しかし、胴体が破壊される事はなく。流れ弾が雷門前のコンクリートやガードレールを破壊していく。やがて雷門前は土煙に包まれパイロットは射撃をやめる。

「やったか……?」

やがて土煙が晴れると化け物の様子がわかった。化け物は何事もなかったかのようにその場に立っていた。

「な、なに…20mmの銃弾をまともに食らって…平然としているなんて…」

市ヶ谷駐屯地 作戦司令部

「陸将!コブラが、攻撃目標に攻撃を開始…!しかし、化け物は現在も健在しているとの事…!」

「…コブラの20mm機関砲が通用しなかったか…東京都内で使用したくはなかったが…」

勝川は立ち上がり険しい表情で指示を出す。

「アパッチ(30mm機関砲)での攻撃を実行せよ!!!!!」

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