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クリオネ?
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どうも「クリオネ?」です。
新連載!といったのですが困難に直面することのない短めの面白みのないお話になっちゃいました。
結構作者の好み設定だったので今度めめだての問題ありあり設定で作ろうと思います(作者:うふふ、、、)。
全5話です。年齢いじってますあとどうしてもだてさんも入れたかったので入れてます。
それではどうぞ
登場人物
目黒 蓮(24)
巨額の資産を持つ目黒財閥の若き総師。無愛想で冷徹に見えるが、内面は誠実で思慮深い。3年前に家族の圧力から翔太を守るために苦渋の決断で別れを選んだが、今も翔太だけを愛し続けている。
渡辺 翔太(35)
公立高校の数学教師。人前では不器用で意地張りだが、家では美容を欠かさない繊細な一面を持つ。持病の喘息を抱えながら、蓮との間に生まれた息子の涼太を一人で大切に育てている。
渡辺 涼太(2)
翔太と蓮の息子。よちよち歩きが始まったばかりで、感情表現が豊かな愛くるしい男の子。
第1話:再会のあしあと
放課後の校舎に響くチャイムの音を聞きながら、渡辺翔太は教卓の上の書類を素早く整えた。
冷え込みが厳しくなった晩秋の空からは、今にも雨が降り出しそうな暗い雲が垂れ込めている。
「渡辺先生、お先です。顔色、少し悪くないですか?」
同僚の言葉に、翔太は「大丈夫、ただの疲れ」と短く返し、浅く息を吐いた。
胸の奥が少し重い。
季節の変わり目は、昔から抱えている喘息が出やすい時期だった。
だが、ここで立ち止まっているわけにはいかない。保育園で待っている2歳の息子・涼太のもとへ向かうため、翔太は急ぎ足で学校をあとにした。
保育園の玄関で「パパ!」と、おぼつかない足取りで駆け寄ってきた涼太を抱き上げると、じんわりとした温もりが腕の中に広がった。
「涼太、いい子にしてたか?」
小さな頭を撫でると、言葉はまだうまく話せない涼太が「あー、あー」と嬉しそうに声を上げる。
この小さな存在を守ることだけが、今の翔太のすべてだった。
帰り道、ついに冷たい雨が降り始めた。
折りたたみ傘を開き、涼太を濡らさないよう抱きかかえて歩く。
急な冷気と運動で、胸の奥からヒューヒューという嫌な音が聞こえ始めた。
足が重くなり、息が上がっていく。
(まずいな、呼吸が……)
歩道橋のたもとで足を止め、壁に手をついて荒い息を整えようとしたその時、大きな影が傘を差し伸べるように近づいてきた。
「……大丈夫ですか」
低く、どこか聞き覚えのある落ち着いた声。
濡れたアスファルトを見つめていた翔太がハッと息をのんで顔を上げると、そこには上質なコートを着た背の高い男が立っていた。
シャープな輪郭、隙のない眼差し。
外面は威圧感すら感じさせるほどのクールさを纏っているが、その瞳の奥には隠しきれない優しさが宿っている。
「……蓮……?」
目黒蓮。
かつて人生のすべてをかけて愛し、そして3年前に手放した男だった。
24歳にして財閥の頂点に立ち、世間の注目を一身に集める彼が、なぜこんな場所にいるのか。
蓮の視線が、翔太の顔から、その腕の中で不安そうに翔太の服を握りしめている涼太へと移った。
蓮の瞳が大きく揺れる。
「翔太……さん」
3年ぶりの声が、冷えた雨の空気を溶かすように響いた。
「顔色が悪い。喘息ですね。……車に乗ってください」
感情を抑えた静かなトーンだったが、そこには拒絶を許さない強い意志と、深い気遣いが込められていた。
翔太は喘ぐ胸を押さえながら、止まってしまった時間の中で、ただ蓮を見つめ返すことしかできなかった。
コメント
1件
うわっ、第1話から胸がぎゅっとなる展開…! 雨の帰り道、喘息の発作で立ちすくむ翔太の前に、3年ぶりに蓮が現れるシーン、めちゃくちゃドラマチックで泣ける。しかも涼太を抱えてる状態での再会って…運命のいたずらとしか思えない。蓮の「車に乗ってください」の一言に、抑えてた感情がじわっと滲んでてやばい。この先、涼太の存在がどう作用するのか、めっちゃ気になる!続き待ってます🔥