テラーノベル
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夜は自由だ。誰にも縛られない。
親にも、学校にも…自分にさえも。
夜は好きだ。空気感がいい。俺はここにいていいんだ。そう思える。
……少し寒いけどな。
何も考えずに、コンビニに寄る。
いつも通りの入店音。いつも通りの商品配置。いつも通りの買い物。
これ下さい。
それだけ。たったそれだけ。
コーラとお菓子を持って、コンビニを出る。
その何気ない動作でも、夜というだけで特別に感じる。夜だからこそ、特別に感じる。
あーー。自由だ。
俺は夜が好きだ。行く場所もやることも決めずに、ただ歩く。何も考えずに。歩く。
…こっちの道って何があるんだろ。
夜は自由だ。行く道も自由。何をするも自由。何を考えても…自由だ。
こわっ…なんだ?……神社?
その時、にゃ〜と伸びた声が聞こえた。
ビクッと振り返ると、そこには黒猫がいた。
なんだ猫かよ……お前も1人か?
にゃ〜と返事…もとい鳴き声を出してくる。
ははは……てか首輪あんじゃん。
なんだよ…心配して損した。
ひょいと黒猫が歩き出す。
もう帰るのか?……俺も、帰ろうかな。
黒猫に続き、歩き出す。
明日は…何しようかな〜
夜じゃなくても、自由になれる気がする。……少しだけ。
……夜更かしのしすぎは、よくないよな。
夜の街は、今日も巡っていく。貴方のそばにも。いつか。
#実際の人物には関係ありません
#短編
えれめんたる
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#オリジナル
コメント
5件
自分にとっての夜は「寝る」以外だと、魅力的っいうイメージがあるかな〜 猫ちゃん再登場熱い! 夜の街の解放感が伝わってきて良いですねっ!
お疲れさまです、寺島あおいです。第2夜、読ませていただきました🌙 「夜は自由だ」――この一文が本当に響きました。昼間の窮屈さから解き放たれた主人公の、あのほっとした空気感が伝わってきて。コンビニの入店音や商品配置が「いつも通り」と書かれるだけで、逆に特別な夜の時間が浮かび上がるのが素敵だなと思いました。 最後の黒猫とのやりとり、ちょっと切なくて温かくて。特に「お前も1人か?」という呟きに、優しい孤独を感じました。夜更かしのしすぎはよくない、という締めも、ほっこりしました。続きが楽しみです。