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「おい、どういうつもりだ！？」
「お、思ったより早かったねー。美人の彼女はどうしたの？もしかして置いてきたのか？」
もうすでにのれんが降ろされた店の中には、カウンターに座って酒を飲んでいる安斎と、片付けをしている司さんがいたが、俺はすぐに安斎に詰め寄った。
「……みやはどこだ？」
「教えない」
「……ふざけんな……ッ」
「おい、直人。これ以上煽るな。安心しろ、宏忠。みやちゃんは家に帰ってる。……確認もせずここに来たのか？」
「お前さぁーあの子の事になるとほんと、周り見えなくなるね」
「……帰る」
「待て待て。みやちゃんが俺と一緒にいた理由、気にならない？」
「帰ってから本人に聞く」
「言わないよ。お前には、な」
安斎は、グラスいっぱいに酒をついで俺の前に置いた。
「宏忠さんには、関係ない」
鮮明に再生されるみやの声。
声だけじゃなく、表情、揺れる髪、スカートを＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
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